Facebookは5~8年で消えるという予測に関する考察と、麻布の外人用スーパーにあるSNSの原風景
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「池辺良さんエッセイ風」......に したいが 必ず脱線して辛口でITを語る「そよ風ときにはつむじ曲がり風」に脱線します。
始めに、当ブログは空間遊泳するが如くあっちへ行ったりこっちに来たりとするランダム文章を特徴とする。そのつもりで読んでいただきたい。起承転結をモットーとはしない。
タイトル
Facebookは5~8年で消えるという予測に関する考察と、麻布の外人用スーパーにあるSNSの原風景~ webの発展、それは考古学史に残る銅鐸の消えた謎の理由にさかのぼる。
テーマと文章が長いので3回に分けてブログ投稿します。
第一章
Facebookは5~8年で消えるという予測に関する考察と、麻布の外人用スーパーにあるSNSの原風景
第二章
実利が伴わないFacebookの欠点と日本での限界
第三章
webの発展、それは考古学史に残る銅鐸の消えた謎の理由にさかのぼる。
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第一章 Facebookは5~8年で消えるという予測に関する考察と、麻布の外人用スーパーにあるSNSの原風景
まず、月初に発表されたショッキングなこの記事を読んでみて下さい。
公開:CNBC 2012年6月4日(月曜日)| 11:50
現在インターネット業界では先頭を走る存在でもある米SNSフェイスブックだが、
5~8年で消える、との予想がある。
これは、投資運用会社アイアンファイア・キャピタルの創業者エリック・ジャクソン氏が4日、CNBCに出演し、「フェイスブックは、他のインターネット企業と同様に5~8年で消えていくだろう」と語ったもの。
ジャクソン氏は
第1世代がヤフーなどのポータルサイト、(一方的配信 web1.0)
第2世代がフェイスブックなどのソーシャル系、(やや相互的 web2.0相互的だが実利が無い)
第3世代がモバイルと定義。(web2.5)
注:カッコ内は著者のつけたもの
その上で「グーグルがソーシャルに移行しようとして苦労しているのと同じような苦しみを味わっている」と、フェイスブックの現状を説明する。
フェイスブック自体も、米証券取引委員会(SEC)に提出したファイルに、モバイルユーザーが増加すれば収益化がそれだけ難しくなるとの可能性を示している。
数年先は読めないインターネット業界だけに、フェイスブックが覇者である保証はない。
フェイスブック広告からの商品購入、利用者のわずか2割=調査
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「麻布インターナショナルマーケットにあるSNSの原風景」
外国大使館が多く、来日外人の多く住む東京麻布広尾に「広尾のインターナショナルマーケット」と呼ばれ、近隣で有名なスーパーマーケットがあります。正式には「ナショナル麻布スーパーマーケット」有栖川宮公園の前、ドイツ大使館の隣りです。(只今は改装中)https://twitter.com/#!/national_azabu
商品は外国のものがほとんど、土地柄お客の70%が近くの来日外人家庭です。中の雰囲気は当然外国。外人の街。
とまあ、スーパーの紹介はほどほどにして、実はここに外人社会ならではといえるSNSの原風景があります。
日本では特に日本のスーパーではこうは行かないでしょう。という現象です。
では、どういうことが「広尾のインターナショナルマーケット」にあったのでしょうか?
そこは高級外人向けスーパーとしては商品は普通でした。高級で海外でしか手に入らない物が多かった。それも普通です。
ただ、ひとつ、違う珍しい部分がありました。
「廊下の壁のコミュニティカード」といえる10cm程度の小さなカードを貼れるスペース(掲示板)があり、
(外人用スーパーですから、当然99%が英文で書いてあります。)
そのカードに特徴がありました。
ほぼすべてのカードに1cm間隔で切り込みが入っていて、カードに短冊がついているような形でした。
カードの本文部分を蛸の体とすると蛸の足にようにも見えます。その切り込み短冊片には電話番号が書いてあり、
コミュニテイカードの本文を読んで興味を惹かれれば、
短冊片を切り取り持ちかえり、電話連絡することができる、単純ですが大変実用的な工夫です。
単純アナログですが、主婦層が考えそうな実用的工夫で人気があり、店側も推奨していました。
この「コミュニティカード」には実にいろいろなコメントが沢山書いてありました。以下は一部だけです。
書いているのは周辺に住む裕福な来日外人家庭なので、
「メイド求む、メイドルームあり住み込み可能」(メイドは当然英語が必須です。)
「ベビーシッター求む、経験者、フランス語で子供に話しかけられる方」
「大使館の雑務募集。経験者に限る」
「母国に帰国が決まったので車売る。買う人募集」
「子供用のベットやいろいろな物の売却やレンタル希望」(外人サイズです)
「母国の料理教室生徒募集します。」
「パーティプランナー求む」
「○○国の○○サークルです。母国の方なんでも相談下さい」etc
次に当然、これらができるので仕事します。という人も書きます。求職です。
「メイドできます。英国でメイドの学校を出ています」「フィリピンで高級ホテル勤務経験があります。」
「ベビーシッターできます、フランス語ドイツ語できます」(当然英語で書いてあります)
「大型米国車売る方いたら買い取ります」
「子供用のベットやいろいろな物の売却やレンタルできます。」(外人サイズです)
「母国の料理教室など紹介してください」
「パーティプランナーできます」
「○○国から来ました。○○について教えて頂ける友達募集します。」etc
つまり、外人らしく実利的なものがすべて有効に掲示され、利用されているのです。
浮ついた、くだらない掲示板ではありません。意味の無い伝言板でもありません。
だからでしょう。長く継続愛用されていて、また買い物に来る人たちも楽しみにしているのです。
英語がわからない日本人は通り過ぎていても。。。まるで、東京で隠された外人向けコミュニティがあったのです。
これがSNSなのです。実利が伴うものなのです。発信されるのを見るだけは、インターネット第1世代(web1.0)
両方向からの発信が、第2世代。ソーシャル系、(web2.0)
冒頭にある記事を思い出して下さい。
第1世代がヤフーなどのポータルサイト、(web1.0)
第2世代がフェイスブックなどのソーシャル系、(web2.0)
第3世代がモバイル(web2.5)
注:カッコ内は著者のつけたもの
いくらハイレベルを誇る進んだサイト、ソフトハード、アプリがあっても、実利的な部分がなければ継続は無いでしょう。
では、実利とはどういうものなのでしょうか?
第二章に続く、続きは数日後に掲載します。
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▼ まず Web 2.0 って何?
http://ja.wikipedia.orgより
Web 2.0 とは、2000年代中頃以降における、ウェブの新しい利用法。
ティム・オライリーによって提唱された概念。
狭義には、旧来は情報の送り手と受け手が固定され送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化し誰もがウェブを通して情報を発信できるように変化したwebの利用状態のこと。SNSに代表される。
▼ 時代は、 Web 2.0 から、Web 3.0 へ 秘められた可能性に進んでいます。
どういうことか?
今Webでは、Facebookに代表される2.0が行われています。でもこれは以前からあった掲示板、メール、チェーンメール、画像動画アップ機能を使い、受け手への一方的な流れであった状態から、SNSとして、送り手と受け手が流動化し誰もがウェブを通して情報を発信できるように変化した。だけです。
SNSという形で掲示板、メール、チェーンメールを融合させ新活用しただけなのです。いわばコミュニュケーションツールだけを合わせただけのものです。
しかも、C ⇔ C(ユーザー間同士) だけであり、B to C to B(企業業者⇔ユーザー)ではありません。
Web 3.0 は、C ⇔ C ⇔ B(ユーザー⇔ユーザー⇔企業業者)になる筈です。
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