13冊目の著書:「ソースコードで体感するネットワークの仕組み」が届いた!
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先日も紹介しましたが、13冊目の著書「ソースコードで体感するネットワークの仕組み」がついに手元に届きました。
電子書籍も便利ですが、やはりこうやってモノがあると嬉しいですね。
ルーター自作本と同じイメージの表紙です。内容もパケットを直接扱うという意味でつながりがあります。
すでに前回のブログで長々と書いていますが、書き忘れたのが、TCP/IPパケットを自分でやりとりできると、どんなTCP/IPパケットでも簡単に実験できる、という点です。普通にTCP/IPパケットを送ろうとするとカーネルパラメーターで調整できる範囲でしかヘッダの調整などができませんが、自分でパケットを作れば何でもできます。とはいえTCP/IPはシーケンス番号のやりとりが必要ですので、単に1パケットだけ送ってもなかなかできることは限られてしまいます。この本のソースを使えば、一応トランザクションを維持した状態で自由なパケットを送ることが、少しのソースコード変更でできますので、そういう使い方でもとても便利なのです。まあ、そんなことをしたい人は少ないかも知れませんけど・・・。
まだ発売前ですが、カテゴリ1位のようで、嬉しい限りです。とはいえ、ソースコードばかりの本ですので、手に取った人の好みに合うかどうかが少し気がかりですけれど。
左から13冊の著書を並べました。右の2冊は韓国語への翻訳本です。10冊目は私が書いたというよりは種田君が書いたようなものですけれど。1冊目が2000年ですから、もう18年も前のことなのですね。
この本をきっかけにネットワークプログラミングへの興味を持つ人が増えればなによりです。
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