自作カスタムIEMの聴き比べ
5個になった自作カスタムIEM、雨ばかりで暇なので聴き比べてみました。
●MO-X6(3,100円):ダイナミック型フルレンジ
ドンシャリ・ボーカルは少し引っ込む・ダイナミック型一発なのに意外と高音が華やか
●RAB-32257(1,580円x2個):BA型フルレンジ
フラット・自然な感じ・普通すぎてインパクトがないかも
●GK-31732(5,650円x2個):BA型3way
低域強めのフラット・ワイドレンジ・やや低音が重たい感じ・高級なイメージの音・能率高い
●Rockmaster(4,990円):ダイナミック型+BA型
高音強めのドンシャリ・少し耳に刺さる・ボーカルは少し引っ込む
●ER-6i(手持ちの古いもの)+OKCSC(2,870円):BA型+ダイナミック型
高音強めのフラット・綺麗な高音・自然なボーカル
ダイナミック型かBA型かでの違いはそれなりに大きくあります。低音に関してはダイナミック型の方が自然な感じで、BA型はやや詰まった感じの音というイメージです。高音はドライバごとに個性がある感じですが、BA型はかっちりと出る感じ、ダイナミック型は差が激しく、出るものはど派手に出ます。
たまたま見た目も一番派手になったMO-X6ダイナミック型フルレンジのものが一番派手な音で、オーケストラものなどを聴くと楽しめるのですが、ボーカルものはフラット気味な方が聴きやすいですね。何を聴いても破綻がないのはGK-31732でしょうか。RAB-32257も良いのですがちょっと地味。ダイナミック型を使ったものは個性的ですが、フィルターで高音を弱めたER-6i+OKCSCはBA型っぽい感じもあります。
いずれにしても、カスタムIEMは耳に良くフィットするので、ユニバーサルタイプのイヤホンに比べると、フィット感の違いで低音が出る出ないという問題がないので、安心して音を楽しめます。今のところ、安いドライバを使うか、安いイヤホンを分解して取り出したドライバを使っているので、コストパフォーマンスも良いですし、お製作の楽しみも満喫できますので、最初は敷居が高そうに感じだカスタムIEMの自作ですが、意外と手軽に楽しめる趣味なのでした。ただし、安いイヤホンからドライバを取り出すのは分解失敗の確率も結構ありますけど・・・。最初に作ってみるならRAB-32257が断然お勧めです。安いし小さいし無難に良い音です。
なお、イヤホン本体だけでなく、実はイヤホンケーブルでもかなり違う音になりますので、MMCXなどのコネクターを使っておくと、ケーブルの交換でも音の違いを楽しめます。もっとも、ケーブルも呆れるほどお値段が高いものが多いので・・・?