書評:世界で一番やさしい会議の教科書
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ブロガー仲間の白川さんの同僚の方から献本いただいた「世界で一番やさしい会議の教科書」を読みました。例によって内容の紹介をするよりは読む方が良いので、感想などを書きます。
会議に関する本はそれなりにいろいろ読んだ気もしますが、大抵「そう上手くいくものではない」「難しすぎて無理」という内容ばかりで、特にフレームワークに当てはめてというタイプのものは、読んでいるときには「そうだね」と思っても、実際にやろうとするとまず無理、という難しいものばかりだったと思います。分かりやすくたとえれば、将棋の素人(私)が、将棋の本を読んで、「穴熊囲い」は強固だから実戦でやろう、と思っても、実際にやると相手の動きに翻弄され、囲いが完成する前にとんでもない状態に陥る、というイメージに似た感じでしょうか。ちゃんと経験を積んだ人が使うからこそフレームワークは効果が出るものだと思います。
さて、その点、この本は実に基本的で簡単で、実践できそうなポイントばかり。それでも、実は大抵実行できていないことばかり、という内容ばかりで、しかも、ストーリー展開で読み進めるので、抵抗なく吸収できるような本です。ちょうど永井さんのコーラ本などと同じ感じです。しかも、ノンフィクションに近い内容ばかりだそうです。
どれだけ難しい理屈を知っていても、使えなければ宝の持ち腐れです。簡単なことでも効果があることをできるかどうかが大事なわけです。うちの会議も最近ズルズル長いものが多いので、メンバー達にも読むように言わねば!
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