「製品はこうあるべき」という固定観念は持たない
今日はProDHCPの新規商談がありました。そのSIerさんでは以前別のお客さん向けで2回ご一緒しているのですが、担当の方が他の部署にも紹介してくださり、今日のミーティングでも同席いただけました。
要件にマッチするかどうかを性能面・機能面などから相談し、サポートの話題になった際に、お世話になっている担当の方が「サポート対応の早さは、他ではあり得ないレベルですよ」と助言してくれました。「海外からでもすぐにサポートしてくれますし、ちょっとした機能追加などなら数時間ですから」と。
ProDHCPは回線事業者などで求められる機能・性能を特に強化していますが、実は一番喜んでいただけていると思うのが、サポートでしょう。調査対応はもちろん、システム構築中に「この機能をこういうふうに改良できない?」「こういうオプションも追加できない?」などの要望にも可能な限り迅速に対応してきました。
ProDHCPはソフト売りの製品ですので、なおさらこのような臨機応変な対応がしやすいということもあります。アプライアンスにしてしまうと、どうしてもファームウェアの管理の都合などで、それほど頻繁に変更などは行いにくいものです。
大抵の製品は、「製品なので個別対応はできない」という対応ばかりで、お客さんの希望の運用に合わせるために個別に開発するユーザインターフェースなどの側でなんとかすると思いますが、ProDHCPの場合は、「ユーザインターフェース開発側に仕様変更を依頼するよりも、ProDHCPに改良を依頼した方が速いしコストもかからない」と喜んでいただいているくらいなのです。
私は「製品とはこうあるべき」というような固定的な考え方は嫌いで、お客さんが求めていることをできる限り対応できるように工夫するのが好きです。様々な例外を作らない方が管理は当然楽なのですが、それによってお客さんに不便を強いるよりは、できる限りの対応はしたいと考えています。そうやって対応の幅を広げていくことも製品の対応力を広げていくことにもつながるはずですし、それが製品の独自性にも育つはずだと考えています。個別要件に対応しつつも常に上位互換で機能追加していくというのが、腕の見せ所とも言えます。