話をすることで頭の中の漠然としたものが具体化する
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今日は出版社の編集の方と打ち合わせをしました。毎回感じることなのですが、自分で原稿書きに行き詰まってしまった状態でも、打ち合わせをするとまた書けそうな気持ちになるのです。
打ち合わせといっても、ほとんど雑談みたいな感じです。「こういうことに関してはどう考えています?」とか「こういうことって経験したことありますか?」と問いかけられ、それに答えているうちに頭の中が整理されるのです。
なぜ頭の整理を書いているときにできないのだろう?と考えるのですが、やはり、「話すことに比べて書くこと(キーを打つことも)は遅いし、それ自体に労力を使うから」だというのが私なりの答えです。
私はそれなりにキータイピングは速く、こうやってブログを書いたりメールを書いたりするくらいのボリュームなら、頭に浮かんでいることをすぐに書き終えることができると思っています。ところが、原稿くらいのボリュームになると、頭には漠然と浮かんでいても、書き始めると書くこと自体にパワーを徐々に使ってしまい、いつの間にか、頭に浮かんでいることをまとめているのではなく、書くために頭で考えている感じに逆転してしまうのが問題なのでしょう。
そんなときに、編集担当さんと雑談をすることで、頭の中の漠然としたものを、相手に伝えようと話をすることで具体化できる感じなのかな、と思っています。
まあ、ほとんどの著者の方は、あらかじめ構成を考えたりして、それをベースに書いているのではないかと思うのですが、私のように、頭に浮かんだことを勢いで書くというタイプにとっては、こうやって話をすることがとても大事なことなのです。
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