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プログラミングでメシが食えるか!?

WIDE報告会

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今日は午後からWIDEプロジェクトの報告会に参加してきました。私がWIDEプロジェクトに参加したのは2007年の夏で、著書「プログラミングでメシが食えるか!?」を発売した後、itojunこと故萩野純一郎さんと著書をきっかけに意気投合し、WIDEに参加したのでした。直後に萩野さんは亡くなってしまい、メンバーと大きなショックを受けたものの、WIDEプロジェクトでは合宿に参加したり、発表したり、ワーキンググループを立ち上げたりして活動してきました。その後、仕事が忙しくなり(というより、稼ぐのが大変になり)、WIDEでの活動の時間も取れず、最近では報告会に顔を出すくらいしかできていないのですが、いつかまた事業が軌道に乗ったらメンバー達と活動を復活させたいと思い続けています。

さて、WIDEプロジェクトでは東日本の震災の直後から、被災地でのインターネットの確保や、情報発信などで積極的に活動をし、国からも表彰を受けたと発表がありました。神戸の震災の時には携帯電話が役立ち、今回はインターネットが役立ったと言われています。WIDEではこれをきっかけにあらためて災害時のネットワークの検討も始めているようです。実はインターネットも災害に強いわけではなく、無線の活用や経路の冗長性など、まだまだ課題はあるのです。

私自身は、と考えると、震災当日は過密スケジュールで、地震どころではないと、一瞬帰社した時に揺れたのですが、次の打ち合わせの資料準備に焦っていて、後ろの棚を押さえながらドキュメントを書いていたのでした。準備が終わって、さあ出かけるか、と思ったら、「そもそも電車が動いてません・・・」とメンバーに言われて現実に戻ったような状態でした。その後も仕事が山のようにあり、何もできない歯がゆさを感じながら、目の前の仕事をこなすことが社会の役にも立つはずだと頑張っていた感じでした。

そんな状態で、WIDEはもちろん、復興支援などもできる余裕はない、いかにも中小企業の状態なわけですが、今の方針を信じ、いつかは事業を軌道に乗せ、社会への恩返しもできるような余裕が作れるようになりたいと考えた話題でした。

報告会の後は、懇親会で、久しぶりにお会いしたボードメンバーの皆様と楽しく情報交換をできました。

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