オルタナティブ・ブログ > プログラマー社長のブログ >

プログラミングでメシが食えるか!?

自分の考えを語ることができるか?:相手の話にどう反応するか

»

自分の考えを語ることができるか?シリーズ3つ目です。そろそろネタがなくなると思いますが。。

日本人の集まりでの話ではなく、宮沢さんの親友の方と三人で飲んだときの話です。

その方は話の流れを作るのがとても上手で、おそらく大勢で飲んでも、常に話の中心でいられるようなタイプの方で、実際に仕事でも営業面を中心に大活躍されてきたそうです。本当はとても気を使うタイプの方で、でも、それを相手に感じさせず、会話が途切れないように盛り上げ続けることができるような方でした。

話のスタイルは、力のある視線と共に「絶対に儲かるビジネスを思いついちゃいましてね!」とか、「トイレに行ったらすばらしいことを閃きましたよ!」という感じに切り出して、いきなり興味を持たせるような感じで、話しながら、あるいは、突っ込まれながら、ノラリクラリと展開させ、また、まずそうな展開になると、さらりと話題を変えてしまうような、とにかく話の持って行き方を自由自在に操ることができるような方です。

宮沢さんが、「**さんはそういう才能があるのだから、部下に教えようとしたって無理ですよ」と言っても「いやー、どんなことでもやり方をきちんと教えるとできますよ、性格だって変えようと思えば変わるものです」「でも、できなかったということで証明できたでしょ?」「あぁ、そうだったかもしれないけど、、、ところで今考えているのはね・・・」という感じの会話が続き、お二人のやりとりを聞いているだけで、私はとても楽しかったのですが、まあ、ただ聞いているだけでは私のことを知ってもらえないので・・・

あまり具体的に書くことはできないので、わかりにくいかもしれませんが(少し酔っていたのでちょっと違うかもしれませんし・・・)、「**さんは、こういう良い面を持っていて、実はそれによってこんな効果を生み出しているのだと思いますよ。私はそんな**さんみたいなタイプが大好きなのですが、でも、話の流れが強い人に対して、引いてしまうようなタイプもいるかもしれませんね」と、私なりに話の流れから感じたことを整理してみました。

ちょうど私もトイレに行きたくなったので、席を離れている間に、宮沢さんと二人で私のことを話していたようで、トイレから戻ると「今ね、宮沢さんと二人で、小俣さんは相手の良い点や悪い点を、相手を傷つけずに的確に伝えることができる人で、それこそ営業に最高なんじゃないかと話していたところでね」という感じに私の印象をお話ししてくれました。

私は子供の頃、肥満児でしたので、「デブ」と言われるのがとても嫌で、何度も絶食したりして痩せたりリバウンドで太ったりを繰り返し、今でもメタボなわけですが、そういう気にしていることをネタにされるのはやっぱり傷つくものだということを、子供の頃から痛感してきました。背が低いこととか、努力してもどうしようもないことを言われるのはさらに嫌なものですよね。

自分が嫌なことは相手にもしたくないというのが私の考えですので、人を傷つけるようなことは可能な限り避けたいと常に思っています。それで、気になる点を言うときにも、必ず良い点とセットで、しかも、良い点を多く言うように気を使う癖があります。

そのおかげか、大抵初対面の方に、少なくとも嫌われはしないことが多く、また会いましょうと言っていただけることが多いのかな、と思っています。

自分の考えを語ることとはちょっと違う話だと感じるかもしれませんが、相手が反感を持たずに聞いてくれるような話し方をしないと、自分の考えを語っても反発されるだけで、聞いてはもらえないものだと思います。

海外出張でも、実は意外と日本人とお会いすることが多いのですが、やっぱり初対面の方が増えます。そんなときに、いきなり主張しすぎても駄目ですし、聞いているだけでも駄目で、なおかつ相手が反感を持たないような話し方、そんなポイントを気にしながら場を楽しめれば、きっと良い出会いになり、関係が継続できるように持って行けるのではないかな、と考えています。自分の雰囲気、話し方の癖などを、自分自身で把握して、上手く場に飛び込んでいけると最高ですね。

Comment(0)