雑談にはヒントがたくさん!
今日はオルタナブロガー大里さんの会社、アーク・コミュニケーションズさんを訪問してきました。8月にこちらに来ていただいたので、今回はお邪魔させてという感じで。
話題は、前回からの継続で採用関連のお話しや、情報セキュリティ関連の話題など、真面目なお話しを会議室でして、それから社内見学、そしてランチに行き、子育ての話などで盛り上がりました。
と、こんな感じに書くと、「昼間から雑談してるとはのんきな・・・」と思う方もいるかも知れませんが、こういう利害関係とは関係ないところでの会話こそ多くのヒントが得られるものなのです。
お金がからむ商談になると、どうしても腹の探り合いみたいになり、本音での話はしにくいもので、仕事は得ることができても、深い気付きは得にくいものなのです。私はそういう商談があまり好きでないので、商談だろうが何だろうが本音で話をしてしまうことが多いのですが、顔を合わせる回数が増えないとなかなか本音トークで盛り上がるのは難しいものです。
私は新卒で今の会社に入社し、当時の社長に反発しながら自分の事業を立ち上げてきたのですが、反発していて敵だらけでしたので、当然社内で私にいろいろと指導してくれる人はいませんでした。教えてもらったのはお客さんからです。若い私に、「技術者だからといって作れば良いという考えじゃ駄目だ」という感じに、仕事の取り組み方を教えてくれたのもお客さんでしたし、お客さんと深くコミュニケーションすることで様々な社会勉強をさせてもらいました。
ポイントは、自分と同じか、より上の立場の人と、お付き合いすることだと思っています。上というのは年齢や立場のことです。そういう人と話をするためには、自分がそのレベルに近づかないとならず、自分でも勉強しますし、ためになることがたくさん聞けるものです。
自分が課長の時には、部長クラスの人に、部長の時には社長・役員クラスの人と意識して話をするようにしてきました。
当然、人付き合いは片方向ではうまく行きませんから、相手の人にとっても、自分と話をすることで、少しでも良いことがなければなりません。私の場合はプログラミングをはじめとした技術力と、多趣味で話題豊富だったことが役立ったと思っています。
オルタナティブ・ブログに加わってから一番うれしいのが、ブロガー同士のコミュニケーションです。ブロガーミーティングで実際に顔を合わせることができ、そこで盛り上がって個別にお会いしたり、あるいはブログ記事を拝読して、その話題でコミュニケーションがはじまったりします。あるいは単に「飲みに行こう!」ということもあります。
そして、たくさんの雑談の中から、「はっ!」と気付くヒントがたくさんあるのです。特に自社の中で立場が上になればなるほど、ヒントは外に行かないともらえなくなります。多くの人と知り合うきっかけとしてブログはとても役に立っているわけです。