製品開発検討ミーティング
今日はこのところ一緒に展示会に出展したりしている、サイバーシステム総合研究所のお二方と当社メンバーで製品開発検討ミーティングを行いました。ターゲットとしては来年春の展示会に向けて新たな製品の提案ができると良いね、というような感じで、まずはざっくばらんに意見を出し合ってみようという感じです。
サイバーさんとはメールセキュリティ製品を共同開発しており、フォレンジック・スパム・ワークフローのMPKと、当社が開発した添付ファイル対策のATGatewayを組み合わせ、トータルでメールセキュリティのニーズに対応しようと言うことで提案を続けています。
メール関連の提案の難しい点は、サーバを入れ替える、あるいはプロキシやメールサーバの宛先を変更するなど、設定変更しないと導入できない点です。単にネットワーク経路に挿入するだけのブリッジタイプでは遮断するくらいしかできず、様々な機能を実現するためにはどうしてもサーバもしくはプロキシとして設置する必要があり、それになかなか踏ん切れない、という感じなのです。
すでに電子メールはビジネスにおいても電話と同等レベルで可用性が求められており、導入の際にいったん止めなければならない点、導入後に何か起きたらと心配な点がネックになっています。
今後の製品化の一つのポイントとして、導入の容易さが出ました。アプライアンスタイプで、設置して電源を入れ、簡単な設定くらいで安定稼働を始められるような製品が理想です。また、規模にもよりますが、価格も導入しやすいに超したことはありません。
当社の不正接続検知システムIntraGuardianは導入の容易さが圧倒的なため、このところ非常に順調に導入件数が増え続けています。ネットワークにつないで電源を入れて簡単な設定のみで使える手軽さが好評です。
コンピューターシステムは従来、インストールの手間、設定の手間、運用の手間など、一般的な家電製品などと全く違う分野と思われてきましたが、最近のアプライアンスの人気はやはり導入から運用の容易さがポイントでしょう。
今後も定期的に製品開発検討ミーティングを開催しようということで、来年に向けて社会に役立つような製品が生み出せるよう、ワクワクしながら取り組んでいきたいと考えています。