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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

コンテンツ管理系ツールに再注目

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 文書管理システムの老舗ドキュメンタム(現在はEMCに買収済)が新バージョンを発表したようだ(参照:「米EMC、Documentum新版でWeb 2.0技術を採用」)

 このニュースには新バージョンにはWeb2.0系のアドオンがいくつも取り込まれているとあるが、詳細内容までいまいち良くわからない。どうやら、サーチ、動画、タギングなどに対応したようだが・・・。コラボレーション型のアドオンもあるみたいだが、EMCはもともとeRoomという日本ではあまり聞かないけど欧米では有名なコラボレーションソフトを持っていたはずだ。この製品との統合を図る動きなのだろうか。

 まあただ今年に入ってエンタープライズ・コンテンツ管理(ECM)マーケットが活気ついているのは確かなようだ。昨年はお客さんと打合せをしていてもサーチという情報を探すツールが注目されていたが、そろそろ風向きが変って今度は情報を溜めるとか管理するツールに注目が移ってきているように感じる。サーチの前の注目はブログ・SNSだったので、増やす→届ける(探す)→ためるという順に変化しているということになる。

 Blog構築ツールのWordPressなんかもイベントで「WordPressはブログツールではなくコンテンツマネジメントシステムだ」なんてことを言い始めているようだし、NORENをはじめとする外部向けのホームページの構築ツールもイントラ向けをより強く意識し始めているという話も聞く。

 これからしばらくは、ドキュメント管理やコンテンツ管理系のツールをウォッチしていく必要がありそうだ。

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