Twitterユーザは意外と真面目
Read/Write Webに時々寄稿しているソーシャル・メディア・マーケティング・コンサルタントDan Zarrella氏が先月ちょっと面白い調査をしている。ネット上でのソーシャルメディアの利用状況についてのもので、FaceBook,Blog,掲示板(フォーラム),ソーシャルニュース(diggやReddit),Twitterの利用状況や、それらを使っての情報共有の頻度や対象人数などをオンラインアンケートで調べている。
調査は4月の下旬に行われて既に集計作業には入っているようだが、Dan Zarrella氏が忙しいようで詳細レポートはまだアップされていないがこのほど速報版として2つほどのグラフが氏のブログに掲載された。
一つ目はTwitterユーザとNon-Twitterユーザで共有する情報が異なるかどうかを分析したもの。
グラフを見ると、Non-Twitterユーザに比べてTwitterユーザはHumorの共有が著しく低くNewsやノウハウ系のほうの比率が高くなっている。
時々Twitterをチャットの延長で遊びのツールのように言う人がいるが、この結果を見る限りでは、Twitterユーザはもっと少し真面目に情報収集やノウハウ交換といったビジネス的な活用をしている気配だ。
2つ目の速報グラフは、ブログを読む頻度によって情報共有の頻度が異なるかどうかと言うもの。
ブログを読まない層は、週一回程度しか誰かに情報を伝えないのに対しブログを良く読む層は毎日のようにそれを行うというもの。この結果だけでは判断できないが、ブログを良く読む層はブログに書いてある内容をクチコミ的に伝えるという行為が多い、すなわちネットで情報共有に積極的な層はブログを主な情報源にしている、という仮説などが考えられる。
設問ではもっといろいろな事を聞いていたので、詳細レポートの発表を待ちたいところだ。
ついでなので紹介しておくとDan Zarrella氏が以前に行ったDiggの記事のカテゴリ毎の被リンク数に関する分析記事も興味深いので、ソーシャルニュースに興味のある人は見ると良いかも。