いつかやろうっと。展覧会搬入ワークショップ
日曜日に搬入&展示を終え、Kuni YAZAWA展がスタートしました。
会場である天王洲のTYハーバーブリュアリーは、日本とは思えない、広くて天井高の空間。
これまたアートが映えるんです。
ただ、展示には脚立がいくつも必要で、高いところが苦手だと展示作業は無理!って感じです。
私はもともと撮影部隊に徹する予定でしたが、集まってくれたチームもだけでも大変。TYのスタッフの方々なしでは、なかなか終わらなかっただろうな~と本当に感謝です。
そんなちょっとしたイベントでもある、搬入&展示作業。
そのうち大きな会場で展覧会を開催する折りには、搬入&展示ワークショップを開催したいと考えています。
なかなか普通は関わることのない、展覧会の搬入&展示ですが、これって結構楽しいのですよ。
「ちょっと右が上がってるよ!」「ううう~ん、もう少し下げて・・・」「あれ?目の錯覚かな?」
汗を流して、すべてを展示してみれば、空間の空気が変わっています。
これがさっきと同じ空間なのか?と思えるほど作品のパワーを感じることができます。
展覧会当日には味わえない、観客もまだ入っていない静かな空間で、スタッフとアーティストだけで作品を鑑賞できる・・・
これは、アートに関わる醍醐味のひとつです。
フランスのエルメス社では、ある美術展の主要スポンサーとして協賛した時に、ただの協賛だけではなく、幹部候補社員を作品の設置など現場に関わらせ、それをスイスのフィルムクルーを呼び撮影。その映像をその後も研修に使っているとのこと。
単なるイメージアップだけでなく、社員の感性を高めるためのプロジェクトとして実施したのだそうです。さすが、成熟社会であるヨーロッパのブランド!
現在、組織の変革や活性化のために、アートプログラムを多数導入させていただいていますが、まだはじまったばかり。本丸は日本の企業が付加価値あるビジネスを世界に発信するためのブランディング。エルメス社のように展覧会の搬入&展示を幹部候補社員の方に手伝っていただく日も近いかもしれません。