なぜ人と組織は変われないのか
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「なぜ人と組織は変われないのか」by ロバート・キーガン氏。短い通勤時間とお風呂で読んでいたので、やっと完読。いや~複雑な心境デス。「これまでのやり方でよいのね」というお墨付きをいただいた気分と「やっぱり近道はないのね」という大きな山を見上げる気持ち。それでも獣道を必死で歩く中で、仲間とシェアできる地図(広域地図だけど)をもらったという感謝の気持ち。いやはやなんとも。
心理学全般を抑えている人間にとっては、知らないメカニズムではなのだけど、大人の知性の発達と組織の変革という文脈でしっかり理解&実践するのは結構難度が高いかもしれません。
今後何度も読み直してみたいのだけど、自分に寄せた感想としては、大人の知性の発達にとって絵を描くことはやはり深く関連があるということ。そして自分の難ある人生はやはり自己成長の肥やしになっているということ。
①「なんらかなの挫折、ジレンマ、人生の謎、苦境、私的な問題などに悩まされ続けること」②「それを通じて、自分の現在いだいている認識アプローチの限界を感じること。」③「自分にとって大切な局面で、その限界を思い知らされる経験をすること。」④「適度な支援を受けることにより、葛藤に押しつぶされず、しかし葛藤から逃れられたり、その重圧をやわらげたりできない状況に身を置くこと。周りに感謝しつつ」
こちらの4つは人間の知性を高めるために必要な「適度な葛藤」だそう。これで「適度」なんだ・・・かなりきつい体験だと思っていたのだけど。笑。
今週予定している仲間とのBookレビューがますます楽しみになりました。
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