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ビジネスをアートする?!社会をアートする!?コミュニケーションアートから見た時代の新潮流

夢を想うということ

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P1190157 久しぶりに私も描いてみました。今月のワークショップのテーマは「夢想」。

いつものようにみなさんが描いている姿を見守りながら、私なら「夢想」というテーマをどう描くだろう?とイメージしてみたところ・・・

私には、夢を想うということがないのかも・・・私にとっての夢とはどんなに時間がかかっても実現するものであってただ想うものではない・・・

でもそれっていいのだろうか?急にそれでは何かが抜け落ちてしまうのかもしれない!と思い立ちました。

私と20近く年が違う社会人2年目のよっしーが「夢想」の世界を描く姿を見ていると、「夢を想うということは期待を不安が入り混じり、それでもチャレンジするものだ」と感じさせてくれる。

今の自分は、いい意味では「夢を描き形にするのがまさにアート。だから夢を想いながら、やりつづけた結果、少しづつでも確実に形にしていくことができる」という信念がある。

でも逆に

「夢を描き形にする力はついたけど、気づかないうちに、リスクは負わないようにしているのではないか?」

そう思ったらぞっとしてしまいました。

アーティストで言うと革新的なアート作品を発表して話題になった後、その後作品が変容しない、自分も周りも裏切らない、平凡なアーティストと似ているかも。

そんな訳で、今回のワークショップでは、私も描くことにしたのでした。

子どものように「こうなったらいいな~」と想うってどんな感じだろう?「こうなったらいいな~」と願う心、素直な心が夢想かな・・・そんな気持ちで描きはじめました。

そして描くプロセスでおもしろいことが起こりました。

こうなったらいいな~と想う心が純粋であり続けるために、実現したいという思いや実現する化するための具体的な行動や現実の世界との間に、こだわりながら白いラインを入れました。

でも、描いているうちに、白い境界線がなっくなっていき、「こうなったらいいな~」という思いが現実の可能性を広げてくれるものなのかもしれないと思いはじました。

私にとっての夢想とは、やっぱり現実と夢の境界線をなくすことだった・・・(汗)

でも、もっともっと無限の可能性を夢想をしようと意識することができたことも事実。年齢を重ね経験を重ね、夢を実現できる力がついても、もっと楽しく大きな夢想ができれば、ますます自分の可能性を広げ、周りの人の可能性も広げることができるのだろうと思う。

そんな時、ふっと現在コラボレーションさせていただいているシグマクシスCEOの倉重氏がワークショップで絵を描かれた姿を思い出しました。67歳という年齢で、夢を形にしようというエネルギーはすさまじく、だからこそ周りの人間の可能性をも無限に広げていくのだろうと。

今年の折り返し地点、アートコンシェルジュとして、経営者として、もっともっとチャレンジし続けていきたいと改めて思うことができたワークとなりました。

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