オルタナティブ・ブログ > 白船社長のアートコンセルジュブログ >

ビジネスをアートする?!社会をアートする!?コミュニケーションアートから見た時代の新潮流

直向な衝動の原点

»

以前に新規事業で関わった部署の女性たちが、2,3ヶ月でめきめき綺麗になっていったことがあった。一度潰れた当時の会社の雰囲気は、打破しようとする一部の人の気持ちとは裏腹にどんよりした空気、はじめて会った時のメンバーは不安を抱えているようで、生き生きしているとはいえない状態。

その中で、このプロジェクトを通して、モノづくりの楽しさ、商品に込めたメッセージをプロジェクトを進めるごとに実感するように、そして自ら遂行できるような仕掛けにしていった。今考えれば、ブランディングというより人材育成プログラム。基本的な考えは、ブランドに魂を吹き込むのも育てるのも外部の人間ではなく社員のみなさん(本当は顧客も)だから、そこを実感し、自ら具体的な行動を起こすまでに変化していかないと結果は出ないということ。

そこですぐに起こったおもしろい変化は、女性たちのお肌がつやつやになってきたこと。一般的に は「恋でもしてるの?」と言われる状態。もちろん大脳生理学的には、当然のことなのですが、こんなにはっきり変わるのか~と嬉しくなったものです。もちろんチームとして、いい状態になっていくことと比例しています。

思春期から私の中でずっと変わらない問題意識は「人はどうすれば幸せに生きられるのか?」ってこと。

高校生の時には、校内暴力、家庭内暴力がニュースになりはじめた時代。なぜ心が病むのか?なぜ大人はこどもを追い詰めるのか?なぜ社会はおかしいのか?といろいろな書籍を読み漁りました。その時出逢った書籍が「ターニング・ポイント―科学と経済・社会、心と身体、フェミニズムの将来」。答えは出ないまでも、これから社会がどのように変革していくのか、行くべきなのかを感じ、とても衝撃を受けたのを覚えている。

そして、結局こどもの教育関係ではなく、普通の会社に就職することを選ぶ。といってもすっかり就職活動も終わっている時期。たまたま目に留まった小さな証券会社に入社、就職してすぐにバブルがはじまった。

新人の頃、頼まれもしなのにやらせてもらった仕事は、営業的に効果があると思っての手作りのチラシとポスター制作。3年目には、新人研修をするための研修を受けさせてもらい、社内の新人研修プランを作り講師もしていた。頼まれもしないのにやらせてもらえるキャラは、今もあまり変わらない(笑)

P1010694入社3年目にプランした新人研修の核は「自分が成長するために仕事をする→成長すると楽しい→それが結果会社に貢献することになる→貢献すると喜ばれる→喜ばれるともっと楽しくなる→その中で最終的に自分のやりたいことが見えてくる」という当時の自分がトライしている姿勢。電話応対など基本的な新人研修をアレンジしたのだった。今流の言い方をすれば、Doingの部分だけではなく、Beingに働きかける研修にしたかったのだと思う。

自分のやりたいことを見つけたい場合、思春期にやりたいと思ったこと、興味があったことにヒントがあるという。

まさに私はそれからはじまって今がある。そしてその長く濃~い(?そのうち書きます。笑)プロセスの中で辿り着いたのが、「対話」「表現」「発見」から生まれる「創造」。

確実に時代も変化し続け、美しい未来の光が見えている。

Comment(2)