「衝動」の月
今年から年間通して開催しているワークショップは、くにさんの作品「森羅万象12連作」のテーマ一枚づつ追っていくというもの。
「起源」「流浪」「忘却」「夢想」「誘惑」「失望」そして今月「衝動」へと辿り着いていたのでした。
単純にワークショップのテーマなのですが、不思議と今の自分にぴったりなテーマだ~!と参加する人もいたりして。
この週末もコンサルタントのみなさんが集まっての開催。研修講師でもあったり、いろいろなワークを知っているみなさんに喜んでいただけて本当にエキサイティングでした。
先週に限らず、日常やビジネスではあまり考えることもないテーマに、絵など描くのは子どもの時以来だ~と緊張ぎみのみなさんが、真剣に向き合っていくプロセスには毎回パワフルで感動させられます。
そんな中から生まれた作品は、今年だけですでに400枚以上。
岡本太郎さんが生きていたらきっと喜んでくれたに違いありません。
彼の著書「今日の芸術」には、アートへの熱い思いが溢れています。
「芸術は絶対に教えられるものではないのです。芸術の学校なんて、オカシイ。芸術はすべての人間の生まれながらもっている情熱であり、欲求であって、それが幾重にも、厚く目隠しされているだけなのです。力になることができるのは、それをはずすこと、そのキッカケ、方法をいっしょに考えることなのです」
「こうして得た芸術に対する自覚によって、自由と、生きるよろこびをつかみとり、すべての精神が明朗な自信を持って現実にぶつかり、それをのり越えて、たくましくうちひらけていくことを期待します」
太郎さんの言葉を借りれば、まさにそんな思いで2002年子ども向けにはじまったのがこのワークなのです。
現在参加者は企業への導入に興味がある(またはすでに導入していただいている)経営者、経営幹部、コンサルタント、人事関係者、経営企画の方。
個人としては医療関係者、金融関係者、デザイナー、ミュージシャン、大学院生、医師、主婦、派遣社員の方など様々な業種の方々が口こみでエントリーされています。
また共にコミュニケーションアートで社会をおもしろくしていこうと企む仲間たちも参加して、「対話」「表現」「発見」の循環が起こっています。
ちょっと宣伝になってしまいますが、この前のブロガーミーティングでIBMの吉田さんが興味があるって言ったのになぜ知らせてくれないの~!お知らせしてよ~って言ってくださったので、書かせていただきました!
子どもの頃絵を描いていなかった人はひとりもいない。私自身も「未来を描く」「夢を描く」ことをパワフルに思い出していきたいな~と思っています。