おかざき世界子ども美術博物館
強行名古屋出張に行ってきました。
目的はEMOCAコンサルティングとして関わらせていただいている会社のワークショップと岡崎のこども美術館の下見。
先日参加したイベントで「おかざき世界子ども美術博物館」の館長さんである長谷川栄さんにくにさんの作品とその取り組みに大変興味を持っていただき、企画展を提案して欲しいとお声を掛けていただいたのがきっかけ。
おじゃましてびっくり。さすが日本で成功している数少ないこども美術館ということで、参考にしている美術館も多いというのもうなずけました。広い敷地の中で古いながらも大切にされているということがわかる美術館。
案内していただいた学芸員の内藤さんも、淡々と説明してくださいながらも、次世代の子どもたちのために美術館がどうあるべきかという信念をしっかり持っていらして、内なる情熱を感じる方。お話はすべて共感できることばかり。もちろんKuniさんのコミュニケーションアートの取り組みも大変共感していただきました。
特に地域の小学校との連携は20年以上続いていて、すべての小学生が必ず全員発表するという展覧会が毎年開催されているという。いつ行っても必ずワークショップを受けれる体制、こどもの立場に立った運営は間違いなくちゃんと機能していました。
最後に感動したのが帰りのタクシーの運転手さんの話。
もう20年以上の取組みだから、この町はどの家の玄関にもこどもの作品が飾ってあるよ~と。
そして自分の息子もいろいろ作っていたが、気がつけばもう息子の子どもが参加していたという。
表現することが日常になり、そしてすっかり文化になっている。
岐阜からも静岡からも人がたくさん来るんだと誇らしげに説明してくれる運転手さんの笑顔もホントよかった。
まさにホワイトシップでやりたいこと、Kuniさんのコミュニケーションアートで伝えていきたいことは創造的なコミュニティ形成。
そんな岡崎の子どもたちとKuniアートとの出逢いはどんなシナジーを生み出すのだろう。
是非いい企画を提案したいと思います。