チケット送付後に、転売サイト「チケットキャンプ」が違法容疑で再開未定のサポート停止。 代金とチケットはどうなったか?
年末年始は家族で旅行することになり、妻が購入していた2セットのコンサートの内、1セットのチケットを売ることにした。
<チケットの転売の流れ>
ご存知の方も多いと思うが、最近のチケット転売は以前のネットオークションとは違う。
流れは、
転売希望者がチケットを出品 → 購入希望者が出たら即取引成立
→ 購入希望者が転売サイト会社に入金 → 転売希望者は入金確認してからチケットを購入希望者に送付
→ チケット到着が確認されたら転売サイト会社から転売希望者に入金
となる。
<チケット転売サイトで販売して見た>
私はチケット転売サイトを利用するのは初めてであったため、信用できるミクシィが親会社の「チケットキャンプ」に正価の約1割引きで出品。この価格は、このサイトで出品されていた同じコンサートチケットの最安値より若干安くしたものだ。
驚いたことに即日で取引が成立(チケット購入者決定)。翌日 には、チケット代金が購入希望者からチケットキャンプへ入金されたことが確認できたので、チケットを購入希望者に送付した。
<サービス停止のチケットキャンプからの入金はどうなったか?>
チケットを送った翌日に、チケットキャンプのサイトに「サービスを停止」し「再開未定」という案内が出たことから不安がよぎることになった。
ネットニュースを見てみると、「商標法違反と不正競争防止法違反容疑」とのことだった。
私にお金を振り込むはずのチケットキャンプがサービス停止となったのである。
日本においては、このパターンだと、この後、次々と問題が発覚して、このサイトは再開されないまま消える事になるだろう。
サービス停止であるが、取引中のものに関しては、サービスが正常に動いていた。
購入希望者がサイトでチケットの受け取り確認ボタンを押すと、私のマイページに「振込依頼」ボタンが表示され、振込依頼を依頼を行ったところ2日後に無事入金された。
コンサートに行けなくなったものとしては、完全に無駄になるはずのチケット(数万円)が1割程度の損害ですむことになり、転売サイトで購入した方は、入手の難しい抽選のチケットを正価より少しだけだが安く入手できたわけだ。 初めて利用したが、これは便利である。
今回のサービス停止のきっかけは商標権の侵害容疑でのサービス停止だが、営利目的での人気チケット高額販売が横行している現状を考えると、チケットキャンプのサービス再開の可能性は低いだろう。
しかし、いち利用者として、サービス停止後の対応は素晴らしく、今後もミクシィを応援したいと思った次第だ。 そんなことは当たり前だと言われる方もいるだろう。しかし、このような当たり前の対応が当たり前のように行われる会社を私は応援したい。