Kindle 電子書籍 はじめての自主出版
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今回は私自身が体験した電子書籍の出版について紹介したい。
●私の自主出版 電子書籍 第一号
先週末、念願の、私の自主出版第一号の電子書籍をAmazon Kindleストアで販売開始した。
タイトルは
副題というか、キャッチコピーは
「海外旅行・出張先でスマホ・パソコンをもっと使おう! 通信費節約法も伝授!!」
である。
海外旅行や出張で、スマホやパソコンを持って日本を飛び出す人が増えているが、実は通信費の節約を考えると知っておくべきことがある。そして、ちょっとだけ知識があった方が、現地で最新の高速で快適な通信が楽しめるかもしれない。
そんな知識や情報を、1冊の電子書籍にまとめたものだ。
もちろん、専門知識のない、海外モバイル初心者の方にもおすすめできるように、わかりやすく書いたつもりだ。
●電子書籍出版への初挑戦
今回の電子書籍出版は、私にとって初体験であり、事前になるべくスムーズに仕事が進められるようにいろいろ調査をしたり、詳しい方のお話を聞いたりしてきた。電子書籍出版の方法に関するKindle本も何冊か読んだ。
そのおかげで、意外に簡単に出版ができたように思う。これなら、たくさんの方におすすめできる。
今回の初挑戦へのステップを少し振り返ってみよう。
電子書籍の出版社は、友人の会社の助けを借りることも考えたが、今回は経験のため、企画から執筆、編集、販促まで全部自分でやることにして、Amazon KDPを選択した。
ツールは、後述の電子書籍の著者・編集者で、すなわち、電子書籍出版の先輩である、わたなべけんいち(ペンネーム:桜風涼(はるかぜすずし))さんが薦める一太郎 玄を使うことにした。
一太郎 玄は、私にとって20年ぶりくらい(!)に使う一太郎だ。日本語の校正ができ、長文に耐える本格的な文章執筆ツールだ。電子書籍に積極的に対応していて、EPUBやmobiといった形式での出力もできる。しかも、KDPでトラブルが少ないという。
詳しい使い方は、これまたKindle本の中から探し、見つけた本がとても参考になった。
●まずは何を書こうか
さて、次は何を題材に選ぶかだ。これが一番大事だ。
ここで、私が昨年執筆に参加した、ある会社の販促用書籍のことを思い出した。その本はウルトラブックを取り扱ったものだ。その中で、私は海外でのモバイルのノウハウをまとめ、解説した。その本はパソコンショップで無料で配布された。しかし配布場所がとても限られていたので、本来はもっと広く読んで頂きたい内容だなあと思っていたのだ。
よし、心は決まった。「海外モバイル 実践テクニック」を書こう。
海外旅行や出張がとても身近なものになり、その機会が大きく増えている。しかも、スマートフォンや、SNSの普及により、海外に出かけたときにも、これらモバイル機器をおおいに使いたいニーズがある。
しかし、国内でのモバイルの常識しか知らずに海外でスマホやパソコンを使うと、通信料金がとても高額になったり、場合によっては数十万円の請求が来てしまうトラブルもあり得る。意外と、これ、知られていないのだ。
こうした「海外モバイル初心者」向けに、さまざまな注意点やテクニック、特に通信費をおさえる工夫など、わかりやすく解説する本を書くことにした。
●執筆プロセスの効率化
構想が決まれば、書籍の目次・構成を考え、順番に書いていくのだが、このプロセスにちょうどタイミング良く役に立った電子書籍がある。
私自身も多くのプロの編集者にお世話になって、何冊もの(紙の)書籍や雑誌の原稿執筆をした経験があるが、編集者ではなかったので、今回のこの本の内容はまさに「目から鱗」。
そうか、プロの編集者が私の執筆作業をこんな風にガイドしていたんだなって、とても深い部分で理解できた。
でも、実際にやっていることは、至って簡単。
目次をつくり、章や節ごとのシナリオを作り、とにかくステップを踏んで、徐々に具体的に書いていくと、本一冊分の原稿が出来上がってしまうという話。
しかもわかりやすく、読みやすい文章で書かれているし、実際に使えるテンプレートまで用意されている。また、Kindle本を出版するためのツールや具体的手続きについて、しっかり教えてくれていて、至れり尽くせり。
とにかく、2冊の本のおかげでかなり効率的に執筆作業を進めることができ、出版ができた。まだ、「売れる」までには、販促活動に多くの課題があるが、とにかく、自信を持っておすすめできる良い作品を作ることが一番大事。そういう作品ができたと思うのだ。
●そしていよいよ出版!
8月24日午前中に執筆作業を終え、KDPにて出版依頼の手続きをしたところ、夕方にはもう審査登録が終わり、販売が開始された。Amazonのこのスピードには驚かされた。
スムーズに行くと、こんな感じということか。
審査の間にいろいろほかの準備をしようと思っていたが、あまりに審査が早く終わってしまって、うれしい悲鳴というか、販促活動(ブログの用意など)が間に合わない。(笑)
とにかく、これで私の電子書籍が世に出ることになった。
販促活動はこれからだし、米国での免税の手続きも、まだ終わるまで時間がかかるようだが、とりあえず念願がかなった格好だ。
もし、当ブログの読者の方で興味がありましたら、読んでみてください。
どうぞよろしくお願いします。
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