【老人と店】
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先日、老人介護関連の仕事をしているお客様から誘いを受けて、会合へ行ってきました。会合と言っても飲み会半分、老人介護の話半分といったところでしたが。
正直申しますと、私は全く興味の無い世界のことでした。私の母方の祖父母、父方の祖父は私が生まれる前に他界していたし、父方の祖母も遠方に住んでいたので年に1回会うか会わないかといったところでした。その祖母も私が中学1年生の時に他界したため、老人との関わり合いが非常に少ない環境でした。ですから、結婚して嫁の祖父母との距離感に戸惑いを覚えたものです。
今回、常連のお客様からの誘いということもあって断りづらく、福祉関連の学校へ行っているバイトをオーナー権限(無理やり)で引っ張り出して会合に出席してきました。
乗り気のない中の出席でしたが、非常に勉強になりました。
本日は、そんな介護の私の知らなかったことを書いてみます。素人が聞いたことなので、言葉足らずなこともあろうかと思いますが、専門知識に入る前の導入編と思って読んでいただけたら幸いです。詳しくは専門家にお尋ね下さい。
体が不自由になったり、認知症の症状が出た場合病院で認定されるのかと思ったら違いました(汗
要介護認定申請→市町村による認定調査→市町村指定の医師による意見書作成→医師を含む5名以上による介護認定審査会という段取りがあるそうです。その結果により、要介護度(要支援1,2要介護1~5)が決定されます。
と、この話を聞いただけで私の頭はパンク寸前でした。
◯デイケアとデイサービスの違い
最近、皆さんも見かけることが多くなってきたのではないでしょうか。私の店舗の1km圏内だけを見ても、デイケア、デイサービスと5件も有ります。施設は見かけなくても、朝夕バスの送迎を見かけたことはあるのではないでしょうか。
介護サービス事業も様々ありますが、その中でもデイケアとデイサービスって違うの?と思い聞いてみました。
デイケアは、医学的リハビリテーションを行なう所で病院が行なっている場合が多いそうです。デイサービスは、病院では無いところが経営している所と思えば良いと聞いてきました。今、多く出来ている施設がこのデイサービス(通所介護事業所)ではないでしょうか。
話が酔いと共に進んできたところで、老人介護というものの大変さはもちろんのこと、介護サービスを行なっている人達も仕事としての問題点を多く抱えていることが露呈してきました。この話は長くなるので又の機会にします。
私の店にも多くの老人が来店しますが、実は認知症を患っている方も多く来店されている事を知りました。もちろん、明らかに認知症と判る方は何人かいらっしゃいますが、見た目では判らない認知症の症状があるそうです。買い物の際に、他に千円札や小銭があるのに1万円を出す、これも、認知症の一つの症状だと聞いてビックリした次第です。
超高齢社会になった日本において勉強していく必要を感じた次第です。
【引用】高齢化社会という用語は、1956年(昭和31年)の国際連合の報告書において、当時の欧米先進国の水準を基に、7%以上を「高齢化した (aged)」人口と呼んでいたことに由来するのではないかとされているが、必ずしも定かではない。一般的には、高齢化率(65歳以上の人口が総人口に占める割合)によって以下のように分類される。
高齢化社会 高齢化率7% - 14%
高齢社会 同14% - 21%
超高齢社会 同21% -
日本は1970年(昭和45年)に高齢化社会に、1994年(平成6年)に高齢社会になり、2007年(平成19年)には超高齢社会となった。
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