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RubyWorld参加してきました&rubyのコモディティ化を確信

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9/5〜6に島根県松江市にて開催されたRubyWorld Conference2011に参加してきました。

ちなみに個人的には3年連続3回目と初回の2009年から皆勤賞です。あとRubyの一部であるRailsを得意と謳っているアールラーニングとしましてはGoldスポンサーとして微力ながら協賛させて頂きました。
なんか楽天の上に自社の名前があって同列なのにちょっと嬉しかったのは内緒です。
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さて、実際の内容や感想はちらほらと見かけていますで自分は端的に感じたことを・・・・

まぁタイトルにもすでに書いているのですが今回参加させて頂いて実感したことは自分のこのTweetに尽きると思っています。

以前から島根県の方や他のRuby,Railsに注力されている、しようと試みようとされている方から一番よく尋ねられたのがどうすればRuby,Railsがもっと広がっていくと思いますか?という質問でした。私はそんなにRuby,Railsに深く啓蒙している訳でもコミュニティに貢献してるわけでもなく1企業でビジネスを推進する立場ですので恐縮しながらではありますが一応自分なり仮説といいますかRubyがさらに普及するために確実に足りないのは安価でのホスティング環境だとお答えしていました。その辺りが整ってくれば確実にRubyはPHPやJAVAのようにコモディティ化するかなと。

流石に弊社のような会社の規模で安価なRailsホスティング環境を提供することを難しく、ただ待つ側でしたがここ2年でheroku(『へろく』と呼ぶとの公式見解が公演にてなされましたw)にはじまり、vmware,IIJ様のrailsの動くプラットフォームに関する公演及びその後の懇親会にて裏話も少しお聞かせて頂いて、本気での取組みということを肌で感じることができました。これは弊社はモチロンのこと、個人的にもとても大きな収穫でした。


だってスタートアップするなら米国ではサーバサイドテクノロジーの第一候補はRubyOnRailsであると数回伺いました。そうインフラ面でのコストが嵩まないならば(herokuとか使えば場合によっては無料で行けちゃう)WEBでのスタートアップはRailsであるべきと思うんですよ。だってアイデアだけでは最早何の価値も生み出せない世の中です。アイデアを如何にスピード感持って実現するか、如何にターゲットに素早くお届けするか。これが昨今WEBサービスの肝となる部分なのは間違いないでしょ。となると既存のRailに乗るとDBのパフォーマンスを最大限活かせないとか確かにそういったデメリットがrailsにあるのは確かだと思います。でもね、サービス開始してすぐに100万人アクセスしまくるわけでもない、そして本当にファンがたくさんすぐにつくようなサービスならば足りない部分は後追いで一生懸命カバーしていけばいいんです。(まぁ限度はあると思いますけど)だって実際TwitterだってFacebookだって過去は落ちまくってた訳ですよ。ということでWEB関連でスタートアップ目指してる人はサーバサイドはrailsで書いて、Paasのサービスを使うのが現在のベストプラクティスだと断言できますよ。これからさらに整ってくると思いますし。最初からプロモーション費用が潤沢にあり数万、数十万のユーザが見込めるなら状況はまた変わると思いますが。会社を潰さず?にたくさんのサービスをスピード感維持してリリースする。自分が理想とする会社の回し方が可能となるインフラが整ってきたと実感できた嬉しい2日間でした。


でも言いたいことを要約するとまつもとさんの基調講演そのものだったりします。そう『Rubyが普通になった』んです。自分はWEB好きとしてインフラ面にフィーチャして書いてますがその他の方面でも様々な部分での活用が進んでいるようですし。


その他(お礼や反省や個人的目標)


島根に来るといつも万葉の大場社長に色々な方をご紹介頂き一席設けて頂いています。いつもありがとうございます。


NaClの井上社長にも大変お世話になりました。ゴルフとダーツの練習に励みます。あと落ち着いた雰囲気を醸し出せるように精進します。


名刺をお渡し出来なかった皆様、大変申し訳ございません


カンファレンス前夜の夜の席では自分のコミュニケーション力?会話力のなさを反省


チャラいと言われる回数を減らす


来年のカンファレンスでは弊社の人間が登壇できるように実績積む1年にする


Ruby界隈のコミュニティに貢献する(そう社員が参加できるように余裕あるビジネス日常を作ってあげないといけない)



以上、楽しかったはずなのに反省の方が多くなりました。


おまけ


1日目の夜のレセプションにて弊社CEOがまつもとさんのサイン色紙を抽選でGetしてました。自分にはない引きの強さを羨ましく感じました。

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来年はもっと貢献できる企業としてRubyWorldを迎えられればと強く思わせて頂いた良いカンファレンスでした。

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