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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

運送会社のドライバーの勤務実態

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トラックドライバーは待つのも仕事で、それは積み降ろし先の都合と運送会社の立場の弱さが原因となっていました。

その運送会社の立場は、だんだん悪くなっているようです。

当時、いろんな所で積み降ろしをしていて、「運送会社の仕事はどこまでだろう?」と思ったことがあります。

積み込んで降ろすのは当然ですし、降ろすときに積み方が指定されているのも仕事の範囲に入ると思います。

しかし、荷物によっては、倉庫の中までリフトで運ぶこともありました。

普通は先方がやるべき仕事なのに、こちらがやるのは変です。

でも、そこではそれが当たり前になっていて、そう言われれば従うしかありません。

それくらいのサービスをしなければ、なかなか仕事が続かないということですね。

物を運ぶだけなら運送会社は腐るほどありますので、それ以外の部分で差別化でもしなければ、仕事を継続するのは難しいということです。

最近は、さらにサービス競争が激化しています。

荷物を倉庫に運ぶだけでなく、そこから仕分けまでやるケースもあります。

梱包材をばらして、ゴミなどと一緒に持ち帰るケースもあります。

明らかに運送会社の仕事じゃないことをやっているわけです。

別にやらされているわけではなく、最初からそういう契約になっているんですね。

安い運賃で運ぶだけでなく、ここまでサービスしなければ仕事が取れないということです。

宅配便で言えば、家の中まで荷物を持って入ってもらって、段ボール箱から出して、段ボール箱やクッション材などを持って帰るようなものです。(笑)

明らかに行き過ぎなサービスですが、運送会社の立場と厳しさを物語っています。

ただでさえドライバーは拘束時間が長いのに、これではさらに長くなってしまいます。

多くのトラックドライバーは、労働基準法とかに関係なく仕事をしています。

半日労働なんてかわいい方で、長距離ドライバーなどは、それこそ一日で22時間くらい仕事をしていることもあります。

法律もへったくれもあったもんじゃありません。(笑)

トラックで寝る場合など、仕事との線引が難しいのはあります。

また、ボケーッと待っている時間をどう考えるかにもよりますが、かなり厳しい勤務実態なのです。

ちなみに、求人票には実際の勤務時間は書けませんので、「勤務時間は9時から18時まで」などとしか書けません。

それにしては給料がいいので面接に行き、実際は早朝か夜中に出発しなければならないのを聞いて、すぐに辞退する人も多いのです。

昨日に続いて何の話をしているのかよくわかりませんが、要するにトラックドライバーの勤務実態は厳しいということです。

もちろん、どんな仕事でも厳しいですし、もっと厳しい勤務もあると思いますが、以上が私が実際に体験し、目にした実態です。

それでもトラックに乗りたい人は、トラックが好きなことがあります。

トラックに乗ることが好きなので、その他の悪い条件を差し引いても、やりたい仕事になるわけですね。

トラックが好きでなければ、そう長くは続きません・・・。

ということで、うまく次の話につながりました!(笑)

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