大企業に勤めた感想
5年間の大企業のサラリーマン時代のことを書きましたので、今日は大企業に勤めた感想などを書いてみたいと思います。
「中小企業の上か、大企業の下か?」と聞かれたら、即答で「中小企業の上!」と答えていたにもかかわらず、なぜか日本有数の大企業に就職していました。
寒いところは嫌なので沖縄に行きたいと思っていたのに、真冬の北海道に行ったようなものです。(笑)
そこでは、年功序列を痛切に感じました。
表現を変えれば、それは安定とも言えます。
私より1歳上に、上司とのそりが合わずにやる気がなくなり、腑抜けになった人がいました。
営業所が違ったので実際の様子は見ていませんが、明らかにやる気のない態度で、適当な仕事しかしていなかったということです。
私もやる気がなくて適当な仕事しかしていませんが、見た目は普通ですし、最低限のことはやっていましたので、それよりもっと酷いレベルだったということです。
普通の会社なら、すぐにクビになっているでしょう。
しかし、クビにならないどころか何のおとがめもなく、給料も同期と一緒だったのです。
どんな社員でも、時間内は勤務していれば会社がクビにすることは絶対になかったので、とりあえず会社に行っていれば、給料はきっちりもらえたわけです。
上司としては、そんな部下にしてしまったとなれば、普通は上司としての能力に問題があるとされるはずです。
しかし、次の転勤ではちゃっかり一つ上の役職になっていました。
こんな状態でしたので、安定どころか超安定企業ですね!
10年くらい前には「この会社もだいぶ変わってきて、年功序列も崩れてきたで」と聞きましたが、その会社としては変わってきているが、世間一般と比べたら変更序列は変わらないという状態でした。
今はどうなっているのか知りませんが、多少変わっていたとしても、年功序列は同じだと思います。
話は変わって、大阪の本店に行った時のことです。
少し早めに食堂で昼食を取っていると、12時のチャイムとともに本店の連中がズラズラと階段を降りて食堂に入ってきました。
その光景を見て、「な、なんじゃこれは~」と驚きました。
実に6割か7割くらいがメガネをかけていて、皆が同じに見えたのです!
しかも全員が銀縁のメガネで、若い人でも白のワイシャツにおっさん臭いズボンを履いていて、若さも何もありませんでした。
青白い顔をしてひょろっとしたのが多かったので、まるでもやしが量産されているようでした。(笑)
本店には大卒でも優秀な、いわゆる「ガリ勉」タイプが集まっているので、見た目も同じようになっていくのでしょう。
かなり強烈な印象だったので、明らかに居場所を間違ったのを実感しました。
営業所の先輩連中や役職者を見ても、それは大して変わりませんでした。
中小企業なら上司が変われば、少なくとも何かが違ったり変わったりするものですが、ただ顔が変わっただけで、何も変わることはありませんでした。
安定は魅力ですし、それを一番に考えている人も多いと思いますが、元から不安定で超はみ出し者の私にとっては、居心地が悪い元だったのです。
感想か何かわからない内容になってしまいましたが、まとめると、そういうことになります!
(どういうことや?)