工場を持たないメーカーの始動
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図面や仕様書などの書類一式ができ上がりましたので、次はパーツの製造工程になります。
すでにパーツの製造に必要なプレス機や溶接機などの設備がある工場を見付けていましたので、図面を持って依頼しに行きました。
支払い条件なども決まっていましたので、早速、製造を進めてもらうことになりました。
勘の鋭い方はおわかりと思いますが、私がやろうとしているのは、工場を持たないステンレスプールメーカーになります。
(誰でもわかるやろ!?)
今でこそ工場を持たないメーカーは増えていますが、当時は非常に珍しかったと思います。
さらに、工場を持たないどころか、技術やノウハウも何も持たないメーカーなのです!(笑)
聞きかじったような話を形にするメーカーですので、これは前代未聞かも知れませんね・・・。
ともかく、こうして実際の製造工程に入りました。
工場で製造するのは、プールの壁面部分やスタート台などです。
プレス機でステンレス板を折り曲げて、溶接して組み立てていくことになります。
ステンレス板の長さは2mですので、パーツ1個の長さは2mになります。
今回のメインは25mプールですので、縦の壁面は12個の2mのパーツと、1mのパーツから構成されるということです。
図面や仕様書を見れば、その通りのパーツができ上がるはずですので、私の頭は次の現場工事に向いていたのですが、実際はいろいろ聞かれることになりました。
私としては、完全に任せるつもりだったのですが、工場としても初めての仕事ですので、現場でわからないことがあるのは当然です。
任せるというよりも、私の場合は「丸投げ」の「ほったらかし」に限りなく近いわけですが、さすがに無理があったようです。(笑)
現場で「ここはどうなるんですか?」と聞かれれば、その場で答えなければなりません。
技術もノウハウも何もないのに、現場レベルのことを聞かれても普通は答えられませんが、ここは今までやってきた仕事の成果が発揮されました。
コンクリート製品製造工場の管理者の仕事をしていた時は、大して経験もないのに、聞かれたことには即答していました。
それと同じで、何も知らないのに、聞かれたことには即答していたのです。
その考えの元は直感です。(笑)
知らないなりに適当に考えて、直感で良いと思った方法を指示していました。
そうして作業員は安心して作業できるわけですが、私は指示する度に不安が増してきました。
「本当にあれでいいのだろうか?」と思うことも多々ありましたが、得意の「まあ、何とかなるだろう!」で指示していたのです。
すでにパーツの製造に必要なプレス機や溶接機などの設備がある工場を見付けていましたので、図面を持って依頼しに行きました。
支払い条件なども決まっていましたので、早速、製造を進めてもらうことになりました。
勘の鋭い方はおわかりと思いますが、私がやろうとしているのは、工場を持たないステンレスプールメーカーになります。
(誰でもわかるやろ!?)
今でこそ工場を持たないメーカーは増えていますが、当時は非常に珍しかったと思います。
さらに、工場を持たないどころか、技術やノウハウも何も持たないメーカーなのです!(笑)
聞きかじったような話を形にするメーカーですので、これは前代未聞かも知れませんね・・・。
ともかく、こうして実際の製造工程に入りました。
工場で製造するのは、プールの壁面部分やスタート台などです。
プレス機でステンレス板を折り曲げて、溶接して組み立てていくことになります。
ステンレス板の長さは2mですので、パーツ1個の長さは2mになります。
今回のメインは25mプールですので、縦の壁面は12個の2mのパーツと、1mのパーツから構成されるということです。
図面や仕様書を見れば、その通りのパーツができ上がるはずですので、私の頭は次の現場工事に向いていたのですが、実際はいろいろ聞かれることになりました。
私としては、完全に任せるつもりだったのですが、工場としても初めての仕事ですので、現場でわからないことがあるのは当然です。
任せるというよりも、私の場合は「丸投げ」の「ほったらかし」に限りなく近いわけですが、さすがに無理があったようです。(笑)
現場で「ここはどうなるんですか?」と聞かれれば、その場で答えなければなりません。
技術もノウハウも何もないのに、現場レベルのことを聞かれても普通は答えられませんが、ここは今までやってきた仕事の成果が発揮されました。
コンクリート製品製造工場の管理者の仕事をしていた時は、大して経験もないのに、聞かれたことには即答していました。
それと同じで、何も知らないのに、聞かれたことには即答していたのです。
その考えの元は直感です。(笑)
知らないなりに適当に考えて、直感で良いと思った方法を指示していました。
そうして作業員は安心して作業できるわけですが、私は指示する度に不安が増してきました。
「本当にあれでいいのだろうか?」と思うことも多々ありましたが、得意の「まあ、何とかなるだろう!」で指示していたのです。
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