チャンピオンを倒す受注金額
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滋賀県の小学校でステンレスプールの新築工事があるということで、今回の話が動き出しました。
当時のステンレスプール業界は談合に近いような状態になっていて、各メーカーが順番に受注する流れになっていました。
通称「チャンピオン制」と呼ばれていて、手を挙げたメーカーがチャンピオンになり、チャンピオンには立ち向かえないという暗黙のルールだったのです。
今回の工事は滋賀の小学校ですから、滋賀のメーカーが受注する予定になっていました。
公共工事で地元ですので、手を挙げてチャンピオンにならないわけがありません。
受注形態を図で簡単に表すと、こんな感じになります。
■建設会社(JV)
プールを含む建設物一式
↓
■私が元請けとして入っている企業のアクア事業部(親会社とする)
プール本体と周辺の施設、設備
↓
■ステンレスプールメーカー
プール本体のみ
今回受注する予定のプールメーカーは、プール業界のことをほとんど知らない私でも、聞いたことがあるメーカーで上場企業でした。
(知らんのかい・・・)
ほぼ決まりになっている話ですが、私がプールメーカーとして名乗りを挙げて、親会社とともに建設会社に交渉して、受注を勝ち取るという作戦を実行することになりました。
業界の習わしだったチャンピオン制を無視して、チャンピオンを倒しに行くということです。
鼻息が荒く、事業拡大しか頭にない行け行けの私には、ぴったりの作戦です!(笑)
それはいいのですが、その作戦を成功させるためには、建設会社に大きなメリットがなければなりません。
そのメリットがあって初めて、建設会社もこちらに発注してくれることになります。
そのメリットとは、金額に他なりません。
金額が安ければ、建設会社に多少のリスクがあってもメーカーを変える価値があります。
でも、多少安いくらいなら冒険するリスクの方が大きいので、かなり安くする必要があります。
チャンピオン制だったこともあり、どのメーカーも同じくらいの金額で受注していたため、相場は当然わかっています。
私は2割くらい安い金額で受注するつもりでしたが、それでは弱いということで、最終的に4割くらい安い金額で受注することになりました。
4割となると、建設会社もメリットがありますし、間違いなく取れるということでした。
しかし、さすがの私も4割と聞いてギクッとしました。(笑)
半値近い金額でやらなければならず、どれくらいの費用がかかるかもわかっていませんので、かなりの冒険になります。
でも、これを逃す手はありませんし、「近くなので何とかなるだろう!」と思って、その金額でいくことにしました。
近くも遠くも関係ありませんが、とにかくやることしか考えていませんので、いつもの通り深く考えずに突き進みました。
当時のステンレスプール業界は談合に近いような状態になっていて、各メーカーが順番に受注する流れになっていました。
通称「チャンピオン制」と呼ばれていて、手を挙げたメーカーがチャンピオンになり、チャンピオンには立ち向かえないという暗黙のルールだったのです。
今回の工事は滋賀の小学校ですから、滋賀のメーカーが受注する予定になっていました。
公共工事で地元ですので、手を挙げてチャンピオンにならないわけがありません。
受注形態を図で簡単に表すと、こんな感じになります。
■建設会社(JV)
プールを含む建設物一式
↓
■私が元請けとして入っている企業のアクア事業部(親会社とする)
プール本体と周辺の施設、設備
↓
■ステンレスプールメーカー
プール本体のみ
今回受注する予定のプールメーカーは、プール業界のことをほとんど知らない私でも、聞いたことがあるメーカーで上場企業でした。
(知らんのかい・・・)
ほぼ決まりになっている話ですが、私がプールメーカーとして名乗りを挙げて、親会社とともに建設会社に交渉して、受注を勝ち取るという作戦を実行することになりました。
業界の習わしだったチャンピオン制を無視して、チャンピオンを倒しに行くということです。
鼻息が荒く、事業拡大しか頭にない行け行けの私には、ぴったりの作戦です!(笑)
それはいいのですが、その作戦を成功させるためには、建設会社に大きなメリットがなければなりません。
そのメリットがあって初めて、建設会社もこちらに発注してくれることになります。
そのメリットとは、金額に他なりません。
金額が安ければ、建設会社に多少のリスクがあってもメーカーを変える価値があります。
でも、多少安いくらいなら冒険するリスクの方が大きいので、かなり安くする必要があります。
チャンピオン制だったこともあり、どのメーカーも同じくらいの金額で受注していたため、相場は当然わかっています。
私は2割くらい安い金額で受注するつもりでしたが、それでは弱いということで、最終的に4割くらい安い金額で受注することになりました。
4割となると、建設会社もメリットがありますし、間違いなく取れるということでした。
しかし、さすがの私も4割と聞いてギクッとしました。(笑)
半値近い金額でやらなければならず、どれくらいの費用がかかるかもわかっていませんので、かなりの冒険になります。
でも、これを逃す手はありませんし、「近くなので何とかなるだろう!」と思って、その金額でいくことにしました。
近くも遠くも関係ありませんが、とにかくやることしか考えていませんので、いつもの通り深く考えずに突き進みました。
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