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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

名刺一枚の飛び込み営業の結果

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見るからに飛び込み営業に行っても門前払いになりそうな企業に飛び込んだのですが、意外にもあっさりと担当者と話をすることができました。

ここでも、唯一の道具でもある名刺を取り出して、その後はひたすら話だけをすることになります。

相手は課長だったのですが、名刺以外に何もないことを聞かれることもなく、いい感じで話が進んでいきました。

結論としては、「検討して後日、連絡する」ということでした。

決して社交辞令ではなく、契約できる可能性が高いことを実感して帰ることになったのです。

もちろん、確約も何もありません。

と言うよりも、課長の手元には名刺一枚しかありませんので、そこから話が進まない可能性があります。

工場長や社長に話をするにしても名刺一枚しかありませんし、課長の頭に残っていることを言いますので、私が言ったことの一部になってしまいます。

せめて会社案内くらいあれば、どんな実績でどんな人材がいるのかがわかるのですが、何もありませんし、インターネットも何もない時代ですので、調べようもありません。

それを考えれば、企業の規模からしても契約は難しくなってしまいます。

それなのに、良い知らせがある予感がしていました。

しばらくして課長から連絡があり、一度事務所に来てほしいと言われました。

すぐに飛んで行って話を聞くと、新しい仕事の人材を探しているということです。

その経験を聞かれて、「もちろんあります!任せてください!」と自信を持って返事しました。

そうして、その企業と直接契約をすることができたのです。

その間には、もう一社と契約してすでに人材を入れていましたので、立て続けに契約が決まったことになります。

こうして、名刺一枚での飛び込み営業は完結しました。

結果としては、県内にコンクリート製品製造会社は30社くらいあり、通勤圏内は20社くらいになります。

そのうちの15社くらいに飛び込み営業をして、2社と契約することができました。

そのつもりで営業していたとはいえ、どこの馬の骨かもわからない20代半ばの若造が、名刺一枚だけでいきなり飛び込んでいくわけです。

しかも、相手は大企業レベルです。

普通に考えれば門前払いで終わりですが、結果的に15社中の2社と契約できましたので、奇跡的な数字と言えるでしょう。

最初の1社は、テレビCMもしていて自社ブランドを持っているメーカーです。

そして、今日の前半に書いた2社目は、見るからに大企業という感じでした。

契約できてから知ったのですが、東京に本社があり、業界トップの上場企業だったのです。

どおりで見た目も規模も違うはずです。

もし、その情報を事前に知っていたら、工場の前まで行ったとしても、工場を見た瞬間に「これはどう見てもあかん・・」となって引き返していたかも知れません。

知らぬが仏ですね。(笑)

何も知らないから、名刺一枚でダメ元で行くことができて、契約にこぎ着けることができたのです。

普通に考えればダメでも、実際に行動してみると得るものがあるということですね。

やればできるという自信が出て、自分には実力があると勘違いしていました。(笑)

それはともかく、こうして下請けから脱出して、一気に事業を拡大する足がかりを作ったのです。

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