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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

民商のメリット

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独立して新車の軽トラを買って、軽貨物運送事業を始めたものの、軽トラを使わずに荷主のトラックで荷物を運ぶ仕事になりました。

それなら、軽トラなんて買わずに、派遣会社にいる派遣社員と同じですが、当時は右も左もわかりませんので、後の祭りです・・・。

そんなパターンを2社経験して、軽貨物を使わない軽貨物運送事業は幕を閉じました。

軽貨物運送事業を一緒にスタートした友人が、以前にプロパンガスの配送で稼いでいたため、次はプロパンガスの配送をやろうと思いました。

しかし、そんな募集はどこを見渡してもありませんし、どこをどうやって探せばいいのかもわかりません。

当時は、お隣さんの勧めで民商(民主商工会)に入っていました。

大元というかバックが共産党ということでしたが、直接は関係ないということでしたし、担当者の話を聞いてメリットもありそうでしたので、独立直後に入っていました。

民商にはいろんな事業主が所属していますので、プロパンガスの配送に関連する人を紹介してもらえるかも知れないと思って聞いてみたところ、あっさりと紹介してくれました。

このときは、民商に入っていて良かったと思いましたね。

確か確定申告が楽になるというメリットがあったので、それが一番の売りになっていました。

そして、私もその魅力を一番に感じて会員になったと思います。

お隣さんの紹介ですので、気が小さな私は、断り切れなかったのもあったかも知れません。(笑)

確定申告もメリットですが、いろんな事業主がいるのが最大のメリットだと思います。

紹介してもらうのが目的では具合悪いかも知れませんが、紹介してもらえるメリットもありますので、独立し立ての方は入ってみるのもいいかもしれません。

入っていても、私は共産党を感じることはなかったですし、何かに勧誘されるとか、参加を依頼されるとかもありませんでした。

以前から、商工会や商工会議所に入っている人で、「商工会は入っていてもメリットがない。何にもしてくれない!」という声をよく聞きます。

そう言いながら、何で入り続けているのでしょうね?(笑)

また、「商工会には入った方がいいのでしょうか?どんなメリットがあるのでしょうか?」という相談を受けることもあります。

これらに入ったからといって、何かの支援をしてくれるわけではありませんし、売り上げが上がるわけでもありません。

入って、自分で活用して初めてメリットが出るのです。

何かを期待したり、惰性で入るのであれば、お金を捨てるとまでは言いませんが、入る価値はないでしょう。

でも、積極的に活用するのであれば、かなり魅力はあるはずです。

私は惰性で入ったものの、こうして紹介してもらえることでメリットを感じたのでした。

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