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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

年間で2割の仕事がなくなる

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その運送会社は定期便の仕事がほとんどでしたので、仕事量は安定していました。

全く同じサイクルでないにしても、あちこちの荷物を運ぶ「拾い」の仕事と比べれば、圧倒的に安定しています。

明日や来週の仕事を探す必要もなく、黙っていれば仕事があるわけです。

そういった仕事を取っていけば、仕事量は次第に確保できることになります。

それに、しっかりしたドライバーを採用すれば、会社はどんどん大きくなることになります。

しかし、専務の話によると、決してそうではないことがわかりました。

年間では2割の仕事がなくなるので、それを見越して仕事を確保しなければならないということです。

永続する仕事がないのは誰でもわかりますが、定期便は安定した仕事に見えて、意外と変動があるのだなという印象でした。

その運送会社が成長してきたのは、先に2割の仕事を確保して、それ以上の仕事を取っていたことになりますね。

事業をしていれば当たり前の話ですが、安定した仕事があると、それが続くと思ってしまいがちです。

特に、運送会社や下請けの仕事の場合は、大手企業から定期的に仕事をもらうことができれば、それが続くように仕事を頑張ります。

そして、その仕事が安定してきて、この先もずっと続くことが見えてきたら、それで安心してしまいます。

危機感がなくなり、「いつかなくなるかも知れないぞ?」とも思わなくなってしまいます。

そして、その仕事が突然終わってしまって、慌てふためく事業所をたくさん見てきました。

仕事がなくなることを想定していなかったため、次の仕事の準備ができていませんので、大きな穴が開いてしまいます。

その穴がなかなか埋まらずに、厳しい状態が当たり前のように続く事業所もたくさんあります。

あ、穴といえばバケツの穴を思い浮かべますよね?(笑)

その場合は、バケツアドバイザーにご相談ください! バケツアドバイザー

下請けの仕事に限りませんが、安定して売上が上がっていると、それがずっと続くと錯覚してしまいます。

いくら安定していても、年間で2割はなくなると考えなければなりません。

それが明日かも知れないのです。

売上が安定しているときに安心してはいけません。

安定している時にもやるべきことがあるのです。

いつの間にかメルマガを書いている流れになってきましたので、これにて終わります。(笑)


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