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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

次々に聞いてくるのは?

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「次は何をやりましょう!?」

そんなやる気あふれる声が聞こえるようになりました。そして、次の仕事を指示すると、すぐにその仕事に取りかかります。また大きな声で、「次は何をやりましょう!?」と聞いてきます。

私は、「何とやる気のあふれる人だ!」と思い、この仕事に来てもらって正解だと思いました。新しい人が入ると、現場の雰囲気も良くなりますので、思った以上の効果があったのです。本人も、機嫌良く仕事をしていましたので、プロパンガスの配送からコンクリート製品製造の現場に来てもらって正解でした。

仕事の動きも良くて、次々に仕事を聞いてきてやる気もあるし、周囲の人とのコミュニケーションもうまく、遅刻とかも(たぶん)することなく、頑張って仕事をしていました。

その調子で、半月ほどが経過しました。

コンクリート製品製造の仕事に関しては、私自身はそれほど経験があるわけではありません。しかし、ある程度の経験があったら、そこそこの仕事を覚えることができるのです。どんな仕事でも同じですが、経験が長いほど仕事を覚えるのが当たり前です。

しかし、半月経っても、「次は何をやりましょう!?」という声が聞こえてくるのです。しかも、何度も指示している手順を聞いてくるのです。前の手順を覚えていれば、次にやる仕事はわかるはずなのです。でも、「次は何をやりましょう!?」と聞いてくるのです・・・

わずか半月で、ある程度の仕事ができるのを期待するのは酷かも知れません。しかし、高卒で入社した新入社員じゃありませんので、一から十まで教える必要はありません。また、そんなていねいに教える暇もありませんし、一から十まで教えていては、本人のためにならないのです。

この仕事に来てもらって良かったと思ったのもつかの間でした。また新たな苦悩が始まることになったのです。


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当時、一緒に仕事をしていた友人に話を聞いたのですが、すでに別の社員がいたかどうかと、プロパンガスの配送はどうなったのかがわかりませんでした。

今日の話の記憶はありますので、この時点でプロパンガスの配送は辞めたのかも知れません。

あ、プロパンガスのトラックに乗って、コンクリの仕事に来ていたことを思い出しました!

あと、阪神大震災の時には、プロパンガスの配送のトラックに乗っていたことを思い出しました。地震とはわからずに、大きな穴にタイヤが落ちた衝撃だと思ったのです。

やはり、書きながら考えていると発想のヒントが出てきますね。
本当の発想のヒントはこちらです。
発想のヒント

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