うどんの汁は最後までおいしくいただく派です。
先日、ITmediaの編集部に行った時、編集部の人に「大阪の家庭には必ずタコ焼き器があるってホント?」と聞かれたブロガーです。
おはようございます。大阪は粉もん文化の聖地だ。
ちょうど今、トモダチが東京から京都に遊びに来ているんだけど、うどん屋でうどんを注文する時にメニューを見て悩んだそうだ。いつも食べてる「たぬきうどん」はどれなのか。
実はオレも今日始めて知ったんだが、関東では油揚げを「きつね」、天かすを「たぬき」って言うらしい。オレは生まれてこのかた○十年、油揚げの乗ったうどんを「きつね」、油揚げの乗ったソバを「たぬき」と教わってきた。従って、「たぬきうどん」なんて言葉は知らない。
なんて話を書いていて何気に思ったこと。インターネットのショッピングサイトだと、日本全国から買えてしまう。例えば「たぬきそば」って商品があったとする。関西人と関東人では想像するものが違うってことだろうか。
楽天市場でオレの知らない「たぬきうどん」という未知の食べ物を検索してみると、ずらずらっと13件ほど出てきた。「たぬきうどん」という名前のカップ麺まであることを知って衝撃を受ける関西人。ちなみに13件中1件は、「ハイカラうどん」って名前で売っている。説明文の「関東で言うところのたぬきうどん」というくだりが検索に引っかかったようだ。そう、天かすを乗せたうどんは「ハイカラうどん」と言う。「天かすうどん」とかダイレクトな呼び方も耳にするが。
食文化って地域によってだいぶ変わってくると思う。地産地消なら迷いはないと思うが、日本全国どこのものをどこからでも買えるようになった現在、勘違いされないように商品を売っていくためには、説明書きにさり気なく、一般名称も忍ばせておいた方がいいだろう。すなわち、「たぬきそば」は「そばの上に油揚げをトッピング」みたいな。「ハイカラうどん」だと「天かすを散りばめたうどんですよ」みたいに。こういうの、うどんに限らず他にもありそうだ。
あ、冒頭の質問の答えです。大阪人の家にはタコ焼き器があるのか。結構あると思う。オレの家にも転がっている。大学生の時は、よく寮仲間でタコ焼きパーティしたもんだ。ちなみにオレはタコ食えない。あの吸盤が嫌いなの。