「捨てる」という名の時間投資術：１か月満期コース　～目論見書編～

　皆さんこんにちは。キングジムファイリング研究室の野原です。

　いよいよ年末が近づいて来ましたね。年末と言えば大掃除。片付けが面倒な方も、このときばかりは取りかかりやすいはず。

　ビジネスにおいてファイリングは時間投資と位置付けられると思います。投資ですから、投資した以上のリターンを期待しての行動となります。

　今日から４回にわたって、比較的簡単にできて、短期のうちに成果が感じられる、「捨てる」という名の時間投資術をご紹介します。

【なぜファイリングするのか？時間投資家になろう！】

　私たちには「時間」という限りある資産が与えられています。

　この時間を労働として売ることで、私たちは生活しているのです。

　無駄に使うか、安売りするか、高付加価値をつけられるかは全てあなた次第です。

　プロのスポーツ選手の中には同じ時間を働いても、私たちより圧倒的に収入が多い人がいます。１年もしないうちサラリーマンの一生分を稼いでしまうこともあります。これは、小さいうちから自分の能力を見抜き、練習に時間を投資し、人生の勝負にいくつも打って出て、勝ち残ったからこそ得たのです。

　私たちが今からこのような時間当たりの単価が高い仕事の道に舵を切るのは困難でしょう。

　しかし、ファイリングによって時間の浪費でしかない書類探しを極力減らし、人の倍のスピードで仕事をするという方法なら今からでもできそうです。

　年末の今、ファイリングに時間を投資して、今までより速く、正確に仕事が進められるようになって、新年を迎えてみませんか。

【時間を投資してリターンを狙う】

　難しい話は専門家に譲りますが、今、普通に貯金もしくは預金していてもお金は微々たる額しか増えません。これでは世間の物価の上昇で消されてしまったり、手数料を払って引き出しをしたらなくなってしまいます。だから今は、リスクを取っても投資して、お金にも働いてもらう必要がある、そう考える人が増えています。

　この考えはビジネスにも当てはまるのではないでしょうか。何が起きるかわからない中、今までと同じやり方の繰り返しでは先が見えています。

　限りある時間を有効に使い、生み出された時間をどう使うか。さらに仕事を進めるも良し、スキルアップの時間として再投資するも良し、そうして自分の価値を上げるべきではないかと思います。

　投資にはタネ銭が必要なように、時間投資にも「タネ時間」が必要です。

　よくわからない。面倒くさい。そんな時間ない。

　気持ちはわかりますが、タネ時間としてファイリング作業に差し出す勇気を持たなければそれに見合ったリターンは望めません。

　ですから最初は少額投資で行きましょう。みんな大掃除をする年末は、身のまわりの整理に時間を投資するのにぴったりの時期。

　年明けに気持ち良く仕事を始められる、何か変わったな、と感じられる、そんな１ヶ月後の自分をリターンとして期待します。

　　この年末、皆さんも時間投資家デビューしてみましょう。次回をお楽しみに！