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大量消費をボイコットしはじめた生活者視点からのインサイトメモ

Consumer(コンスーマー)からAppreciator(アプリシエイター)へ(ブランディングの話その11)

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友人たちとの対話より:

昨年の春、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が危惧されはじめた頃に、以下のようなことをブログに書きました。

世界中の人々の価値観・ライフスタイルは根本的に変わると思います。良い方向に。
https://blogs.itmedia.co.jp/jrx/2020/03/virtue.html

価値観・ライフスタイルが変わるとは、実際にはどういうことになるでしょうか。

たとえば「消費者(Consumer)」は、財をただ消費(蕩尽)するのではなく、信頼する生産者(ブランド)を支える「サポーター」のような存在になるのではないか(そうなるべきではないか)。

とすれば「消費者(Consumer)」に代わる概念として「Appreciator(アプリシエイター)」という名詞をもってきてはどうだろうか。

ファッションの世界では、「connoisseur コナサー」=通(つう)という言葉もありますが、それだとやや気取った意味合いになり過ぎてしまいます。

Appreciator(アプリシエイター):価値を受容できる人、真価がわかる人

Appreciate(アプリシエイト)という動詞の意味は大きく分けて以下の三つ:

・価値を認める(他動詞)
・感謝する(他動詞)
・価値が上がる(自動詞)

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Appreciate/Associate 感賛

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