企業のチャットサポートは黎明期以前
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ほとんどの企業では、コールセンターを設置し、電話やメールを通じて顧客の問い合わせに対応しています。多くの企業は顧客起点経営を標榜し、顧客との接点であるコールセンターの強化を表明しています。
1996年にVantive(現Peoplesoft CRM)というコールセンターのパッケージビジネスを立ち上げましたが、当時はまだCRMという言葉もなく正にコールセンターの黎明期でした。
1997年にはナンバーディスプレイサービスが始まり、CTIによる顧客情報ポップアップが可能になりコールセンター設立の追い風となりました。
今では、企業がコールセンターを持つのは当たり前になりましたが、そのコンタクトチャネルは電話とメールだけです。海外の多くの企業では電話、メールに加え、リアルタイムなWebサポートであるチャットサポートを提供しています。
日本でも先進的なECサイトでは、お問い合わせにチャットサポートを提供し始めていますので黎明期と言えますが、コールセンターでのチャットサポートは外資系以外では黎明期以前と言えるでしょう。企業が顧客起点経営を標榜している反面、多くの顧客は、繋がらない電話、いつ返信があるか分からないメールにはイライラしています。
企業は顧客起点経営を標榜している企業の経営者は、この現実に気が付いているのでしょうか?
お待たせしない最高のカスタマーエクスペリエンスを提供するチャットサポートが黎明期以前を脱するのはいつの事でしょうか?
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