八ヶ岳の南麓にボーッとできてバリバリ仕事ができるシェア・オフィスを作る
八ヶ岳の南麓に、誰もが気楽にやって来て、仕事ができるシェア・オフィスを作ろうと、いま、いろいろと動き回っている。
晴天率は日本随一であり日照時間は長く、空気も乾燥している。それでいて、八ヶ岳からの伏流水が湧き出る八ヶ岳南麓湧水群は、木々や動物、鳥たちを育み、田んぼを潤している。森林と里山の境目となる標高1000mのこの場所は、季節の移ろいを楽しみながら、ボーともできるし、仕事にも集中できる場所だ。
リモートワークがもはや日常になったいま、こういうところでしばらく過ごし、そしてまた都会に帰る。そんな生活のリズムも悪くはない。私が身をもって体験し、その魅力に取り憑かれているし、だからこそ、多くの人たちにもそんな場を提供できればと、この取り組みを思い立った。
当初は、古民家を貸して頂こうと、地元の人のツテで、いろいろと話しを聞いてもらったが、これが、うまくいかなかった。この地域の空き家率は6割りを越えている。持ち主は都会に住み、墓参りに帰ってくる程度なのだが、それでも仏壇や家財もおいてあるから、そしていつかは戻ってきたいからと、ことごとく断れてしまった。
そこで方針を転換し、土地を購入して、そこに新しい建物を建てようと、いまは考えている。土地を買うと言っても、坪数千円の山林なので、たいしたことはない。ただ、建物を建てるとそれなりにお金がかかる。これをどうするかは画策中であるが、まずはあまりお金を掛けずにスタートできればと思っている。
最初は、自然を満喫できるワーキングスペースを建てて、ネットワーク環境に疲れない椅子や畳、シャワーと露天風呂に、キャンプサイトを配置して、どうぞご自由に楽しみ、仕事をしてくれという感じにしようかと。もちろん、場所を提供するだけだから、利用料金はできるだけ安く設定するつもりだ。
最強のネット環境とゲーミングチェアでバリバリと仕事をして頂き、疲れたら満天の星空を眺めなら露天風呂につかり、ボッチ・キャンプで黄昏れていただこうというわけだ。そのうち宿泊等を建てることも考えているが、近くには貸別荘やホテルもあるので、そういうところが良ければ、まずはそれでしのいでもらおうと思っている。
里山の美しい景色の向こうに、山脈が広がる開放感、街の雑踏から離れ、森と水の音と鳥の鳴き声をBGMに仕事をするというのは、悪くない。
幸いにも、近くにスーパーやコンビニもあるので、eバイクがあれば、生活に困ることはない。地元の食堂に仕出しを頼むのもいいかもしれない。
リモートワークになり、働くことと生活することの境目は、曖昧になりつつある。ならば、その両方を気楽に往き来できる最高の環境で過ごせばいい。果たして、その目論見はどうなるかだが、ご興味があればいつでもご連絡を!