会社を変えるためにできる3つの実践 3/3
前回は、会社を変えるために、できることを考えてみました。ひと言で言えば、自らが実践しまわりに共感を拡げ、会社全体を巻き込むことです。
でも、どうして会社を変える必要があるのでしょうか?これを理解するためには、「働く」とは、どういうことかを考えるべきかもしれません。
「働く」と言うこと
ドイツの哲学者であるハンナ・アーレントは、人間の「活動的生活(日常的な活動を主とする生活)」を3種類に分類しました。
活動(action)
自発的にやること。心からやりたくてやる純粋な行動。
仕事(work)
誇りをもってやること。金銭など特定の目的があるからやっているところもあるが、強制されている訳では無く、むしろやる気に満ち溢れている。
労働(labor)
生きるためだけにやっていること。ベルトコンベアで流れてくるものを処理していくイメージ。やらないで済むならできればやりたくないこと。
朝の1時間は「活動」、就業時間は「仕事」、「労働」はしない。
どうすれば、そんな生き方ができるのかは、自分で見つけるしかありません。なぜなら、生き方は人それぞれであり、何を価値と感じ、喜びと感じるかは、他人と比べることはできないからです。
そんなことは、理想論だと思われる方もいるでしょう。でも、理想だからこそ、目指すべき目標になるのです。そして、その目標を達成すべく行動すれば、人を変え、会社を変え、なによりも、どこででも通用する自分になることができます。
会社がダメだから、上司がダメだから、まわりの人がダメだから、自分もダメになってしまう。
そんな他人任せの人生で、いいのですか。自分がダメにならないように、まずは自分から行動することです。それでも会社が変わらないのなら、そんな会社は辞めてしまえばいいのです。
この会社は、自分には向いていない、この会社にいても自分は成長できない。
もし、そう感じているのなら、そんな会社はやめとしまえばいいのです。でも、その前に、ひとつだけ考えてみてください。
「自分は行動を起こしたのか?」
自分で何も行動を起こさず、会社に文句を言いい、他人の責任にしてしまう。そんな生き方から抜け出さなければ、どこへ行っても同じことを繰り返すだけです。
ほんとうに、それでいいのですか?
*連載・完*
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