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iPhone 5のテザリング上限7GBを節約する方法(第37回)

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

iPhone 5で話題と言えば「LTE」と「テザリング」です。この二つのワードが、一気にメジャーになった感じですね。高速通信LTEは、通信できるエリアであれば、光回線のような快適さで通信ができます。また、テザリングは、パソコン用の無線LANルーターとして簡単にiPhoneが利用できるので、パソコンを併用するユーザーには嬉しい機能です。

しかし、この高速通信時代に向けて、通信データ量の上限が打ち出されるようになってきました。LTEの高速通信は快適な分、短時間で多くのデータ量の利用が可能であり、テザリングをすることで、スマートフォンより多くのデータをパソコンにて使用してしまい、全体的な通信トラフィックを圧迫するので、このような上限を設けることで、通信環境を確保するための対策と思われます。

auのテザリング使用量に関しては、月間を7GBを超えてしまうと128kbpsのデータ速度の規制が入る、とアナウンスされています。ちなみに、NTTドコモのLTEサービス「Xi」も月間7GB制限が10月より実施されます。

モバイル利用において、この7GBというのは実情としてはどうなのでしょうか。iPhone 5ではありませんが、Androidスマートフォンにて、週間で利用しているデータ量を調べてみました。

テザリング:282MB
YouTube:224MB
Firefox:136MB
Facebook:23MB
Google+:22MB
En2ch:10MB
Android OS:7MB
Gmail:5MB
マップ:4MB
Kinoppy:3MB

というのが主な使用量で、週間トータルで700MBでした。単純に4倍すれば、月間で3GB弱という感じでしょうか。

私の利用方法としては、結構、ハードにスマートフォンを利用していますが、移動中以外は、無線LANを利用することが多いため、意外に少ないかな、と思いました。

データ使用量の一番のポイントは、やはりテザリングでしょうか。モバイルでネットしている分には、そんなにデータ量を使いませんが、パソコンでネットをすると一気にデータ量が増えてしまいます。パソコンのインターネット使用をテザリングのみで行ってしまうと、7GBを超えてしまう可能性が高くなるでしょう。

また、YouTubeなどの動画ストリーミングも、あっという間にデータ量を消費してしまいます。動画ストリーミングは、無線LANを使える場面のみで使うように気をつければよいのですが、無線LANがオフだと気がつかずに使ってしまうと、データ量を消費することになってしまいます。

7GBの上限を気をつけるためには、テザリング利用量を把握すること、ストリーミングコンテンツ利用を控えること、の2点に注意することで、とりあえずは対応できると思われます。高速で快適な「LTE」と便利な「テザリング」をiPhone 5で活用するためには、通信データ量への配慮を忘れずに行いたいところです。


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