子どもにプログラミングを教えるときに便利なアプリ3選
子供をプログラミングできたら日々の生活がどれだけ楽になるだろうかと思いを馳せつつ、子供の能力の限界が僕の限界になったら困る、死ぬほど困るなぁと複雑な気分になっています。
そんな主夫まっさかりなマツイです。
数年前から子供向けのプログラミング教室も盛んになり、小学校でのプログラミング必修化まで時間もなくなってきつつある今日このごろですが、プログラミングってどこから手を付けたらいいのかよくわからない親御さんも結構いることかと思います。
今回のエントリーではそんな親御さんたちのためにプログラミングを手軽に体験できるサービスとアプリを紹介します。
一番知名度が高い? Scratch
子供がプログラミングを学ぶなら Scratch というくらい浸透しているんじゃないでしょうか。
可愛い動物のキャラクターや様々な絵が用意されていて、それらをすぐに動かせるようになるのが Scratch です。
うちの娘も最初に使い方を教えて以降、アニメーションを作ったり、YouTube で見たスマホゲームのクローンを作ろうとしたりと結構ハマっています。
簡単なゲームならマウスをポチポチしながら作れてしまうし、自分の作ったゲームを公開したりできるので結構楽しくできます。
プログラミングの入り口として楽しむなら Scratch を使わせるとわりと食いつきがいい感じがするのでおすすめです。
小学校に上る前にこれで慣れておくといいかもしれない "子供プログラミング"
これは矢印などを組み立ててキャラクターを動かしてゴールまで導くという内容になっています。
これをプログラミングと呼んでいいのかどうかというのはありますが、特定の目的を達成するために事前に処理を組み立てるという、プログラミングの概念みたいなものを身につけるにはいいかもしれません。
うちの次女はまだ5歳ですが、結構楽しそうにやっていました。ただまあ、5歳位だと Scratch でもそこそこ使えてしまうので対象年齢は3歳とか4歳といったところになるでしょうか。
どちらかと言えば処理を組み立てることに対する抵抗感をなくすとか慣れさせる目的で使うといいかもしれません。
頃合いを見て他のサービスに切り替えるといいかも。
プログラマを目指すなら Moon block がいい選択かもしれない
こちらは、Scratch と同様、プログラムの処理が視覚的に表現されていてパーツを組み立てていく様になっています。
ただ、Scratch と決定的に違うのは、組み立てたプログラムを JavaScript に変換できるところです。
JavaScript はウェブサイトでよく使われてるプログラミング言語だし、テキストエディタとブラウザがあれば試せるので、プログラミング学習のとっかかりにも最適だと思います。
継続的にプログラミングを行っていくならば Moon block でビジュアルプログラミングを始めて、慣れてきたら JavaScript に移行していくとその後に他の言語を習得していくにも無理がないんではないでしょうか。
若干操作が、Scratch に比べてわかりにくい感じもしますが慣れでカバーできる範囲かと思います。
Scratch との比較は制作した会社 株式会社UEI の代表である清水亮さんのブログが参考になります。
プログラミング教育の落とし穴 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
このあたり、職業としてプログラマを目指すのかプログラミングによる学習効果だけを取るのかによっても変わってきそうですが、入門の先の道があることが重要であるという清水さんの考えは確かにそのとおりだなとも思います。
ただ、サービスとしてのとっつきやすさとしては Scratch のほうが上かなという感じがするので、Scratch で楽しんでなるべく早い段階で Moon block に移行するというのがわりといいのではないかと思っています。
今度、娘にも Moon block 使わせてみるかな。
最後に
子供向けのプログラミングツールを色々と検討したり、実際に子供がプログラミングをしている様子を見るとやはり入り口としては楽しさというのが大事かなと思います。
その点で行くと Moon block はややとっつきにくい感じがします。
Scratch は他の人が作ったプログラムを見たり自分の作ったものをみてもらうことが簡単にできるので継続性はあるかなと思います。
Moon block はプログラミングに対して関心が高い場合にはいいですね。そのまま延長上にJavaScript がありますし、できるならば Moon block を勧めたいところではあります。
小学生くらいから始めるなら最初は Scratch か Moon block のどちらか、食いつきのいい方を使わせて於けばひとまずはいいのではないでしょうか。
余談
文部科学省がプログラミング学習用のウェブアプリにプログラミンと言うものがあります。
Scratch と似た感じでブロックを組み立てる感覚でプログラムを組めるのですが、ものすごく使いにくいと感じます。
各処理 (IF とか ループとか) に独特の名前をつけたり、可愛らしいキャラクターを割り当てたりしているのですが、それが余計にわかりにくくしているんですよね。
どういう処理をするものなのか、実際にパーツをドラッグして配置しないとわからないし。
使いやすいということを履き違えてるんじゃないかと思うんですよね。
もうちょい UI を頑張って欲しいものです。
Scratch は簡単に使えるようにはできてますが、プログラミングに全く触れたことがないと子どもに教えようにも難しいということもあるかもしれませんね。
そんなときはこの本で。
いきなり子どもにプログラミング、といっても何から手を付けていいかわからないときはこの本から始めてみると良いかもしれませんね。