その商品、誰に売るのか、どこに置くのか
アフターホリデーな朝、皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は寒くて死にそうです。
直近で心の暖かさよりも体の暖かさをもとめている松井です。
うちには二人の子供がおりまして、そうするとどうしても避けて通れないものがあります。
そう、今破竹の勢いのあれです。全部妖怪のせいです。
スーパーでもコンビニでもよく見かけるんですね、関連商品。店全体が呪わてるんじゃないかってくらい。
そんな中、映画の公開に合わせてかテレビ放送を収録したDVDが売っていました。
子供がほしがったので何気なく手に取り、お会計を済ませたわけですが、開けてびっくり。ガムが一個だけ入っていました。
つまり、DVDはおまけでガムが本体なんですね。
これはうまいな。いや、ガムじゃなくて、売り方がね。
コンビニでDVDというとレジの後ろの棚に鎮座しているものですが、子供でも手に取る位置にあったわけですよ。
お菓子のおまけですからね、お菓子コーナーに置いてもいいわけです。これはすごい発想だなと。
パッケージは前面にDVDが見えていて、ガムなんか入っているとも思えないような作りになってるんですよ。これがお菓子と並んで打ってあるって。
まあ、それならば他の関連商品でもやっていることで、それどう考えてもおまけがメインじゃないかというものばかり。
このDVDがすごいのは、最後に映画の宣伝映像が3パターンか4パターンくらい入っていて完全に販促ツールであること。
この合わせ技に関心したんですわ。
本来DVDの並びにあるはずのものを子供の目線に持ってきて、過去のテレビ映像の後にさらっと映画の宣伝を混ぜ込むって流れが美しいです。
小学生くらいなら自分で買ってしまうこともできるので、家庭内で自動的に販促活動が行われてしまいます。
自分の作った商品は誰が買うのか、なぜ買って欲しいのかを考えぬかれているなぁなんて思いましたね。
これは今後の事業活動の参考にしたいという出来事でした。