200円でできる楽器用耳栓、あるいはポストイットに学ぶ失敗の哲学
こんにちは、久しぶりすぎてどう挨拶していいか戸惑っています、松井です。
時の流れは早いもので、更新しない夏が終わってしまったわけですけれども、そんなことは今回のエントリーとは無関係なの。
僕は最近バンドに精を出しているのですが、バンド演奏の時に気になるのが音量。そう、特にロックバンドだと練習後に耳がキーンってなって、何スランプ アラレちゃんなんだよっていうツッコミをしたりしなかったり。
そんな時に役立つのが耳栓。
聞こえる音量を押さえてくれて、演奏しやすくなるし、耳にやさしいのです。
ただし。
耳栓もちゃんと選ばないとやたら密閉感が高くて、聞こえて欲しい音が聞こえづらくなってしまったりします。でも、演奏用の耳栓を楽器やさんで買うと平気で2000円とかしやがります。
そこで考えたのが、自分で作ってしまおうということ。
もうね、冒頭の写真で完全にネタバレしているんですが、威風堂々作り方解説をしますよ。
まず、用意するもの。
100円ショップで売っているイヤホンの交換用イヤピース。そして、髪を束ねるゴムひもです。
なぜゴムひもが必要かというと、取り外しに便利であることと、穴を塞いで遮音性を確保するため。イヤピースだけ耳に突っ込んだらきっと世にも恐ろしいことになります。。。
さて、作り方です。
まずはゴムひもの両端を固結びにします。
この時あまり絞らないほうがいいです。大きめに結んでおいたほうがイヤピースにくっつけた時に引っかかりが大きくなって、耳から抜くときに外れにくくなります。
そして、結んだ紐をイヤピースの穴に挿入。
これで完成です。
使用した感じとしては、耳栓としては失格だけど、ドラムをフルパワーで演奏しても耳の痛みはなく、高い音もちゃんと聞こえるのでバッチリ合格点です。
実はこのイヤピース、本来の目的であるイヤピースとしては評判がものすごく悪いんです。密閉感が弱い。音がすかすかになる、といった具合。
しかし、僕は耳栓としてそこに目をつけたのです。
最近流行りのカナル型のイヤホンも、つけたまま演奏すると結構音が遮断されるんですね。で、もうちょっとソフトに遮音してくれないものかっていうので、イヤピースとして評判が悪いこの100円ショップのものを選んだということです。
今ではオフィスで大活躍のポストイットも、ノリを作るのに失敗してすぐに剥がれるというのが発端だったとか。
失敗作や評判の悪いものっていうのも、使い方次第で別の用途で生まれ変わるんですね。
ちなみに、バンドのライブは10月13日(土)です。チケットぴあでチケットを購入できますよ。
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1238672
ライブの主役はSAP チャネル営業部 本部長 金田博之さん。彼がボーカルを務めるバンドでドラム担当として参加します。
このライブは金田さんが執筆した著書、「結果は「行動する前」に8割決まる」の出版記念イベントという位置づけです。当日は彼の熱を感じていただければと。