VDIよりXenAppのほうがモバイル向き、とわたし
こんにちは、縦横無尽に駆け巡る男、松井です。
と言いたいところですが、腰痛のため横の動きが大変苦しくなっております。
ここのところVDIの動きが活発になっているようです。そんな気がします。
昨年は各社、Windows 7へのリプレースが終わり、今年はVDIで災害対策やセキュリティ強化を狙うといった方向性でしょうか。
申し遅れました、VDIとは仮想デスクトップ インフラストラクチャの略で、サーバーの中にあるWindows デスクトップをあたかも自分のPCのように利用するという素晴らしい技術です。類似用語として DaaS なんていう古き良き野球部の挨拶を思わせるものもあります。
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すみません、若干私情を挟みました。
で、そんなVDIやDaaSが盛り上がっている中、鍋から溢れんばかりの差し水を投入するのが本エントリーの目的です。
現在のモバイル端末といえばiPad、Androidタブレットといったところが主流でしょう。今年の終わり頃にはWindows 8 もお目見えします。
これらの端末の大きな共通点、なんだかわかりますか?
デスクトップが無いんですよ。
あのMicrosoftですらデスクトップをなくそうというニューフロンティアに向かっています。まあ、Windows 8 には申し訳程度についているわけですが。
もう一度確認します。
モバイル端末にはデスクトップがなくなります。
VDI、DaaSはデスクトップを配信するサービスです。
ここまで書いてて思い出しましたが、Windows 8 のインターフェースがメインになるということは、先々ノートPCやらデスクトップPCからもデスクトップが消えるということ。
今からVDIやDaaSに力を注ぐというのは時代に逆行しているような気がするのですが、気のせいでしょうか。
それに比べるとXenAppはアプリケーションを配信するタイプのサービスです。
Citrix Receiver というアプリからサーバーにアクセスすると下の画像のような画面が表示されます。
そして、Excelを起動した画面が下の画像です。
セルを編集モードにすれば自動的にキーボードが現れます。
こうして見ると、iPadやAndroidで利用するにも全く違和感を感じないということがわかるのではないでしょうか。
かつてはデスクトップや、マイドキュメントにおいてあるファイルを開いてアプリを利用するというやり方が多くの人にとって主流だったのですが、今となってはアプリを起動してからファイルを開くという方が浸透し始めていると感じます。
そんなわけで、XenAppのようなアプリケーション配信型のサービスのほうが今後は違和感なく利用できるのでは無いでしょうか。
そんなわけでSIerの皆様におかれましてはVDIやDaaSを投げ捨ててXenAppに軸足と二の腕を移す方向でよろしくお願い申しあげます。