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テクノロジーに心も仕事も奪われそうな日々を綴ります。

企業も個人もOneNoteでメモの共有

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皆さんこんにちは。2月になりまして花粉症と思われる症状に悶絶しています。今年は結構ひどい感じですでにやる気が起きません。 

申し遅れました、僕です。 

一昨日思い立ってiPhoneにMicrosoft OneNoteをインストールしました。evernoteのような、プラットフォームを選ばないドキュメント共有アプリを探していたところ、これを見つけました。evernoteはどうしても好きになれなかったので助かっています。 

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このエントリーではOneNoteを使った感想と、企業のドキュメント共有にも使えそうだということを書いてみたいと思います。Microsoftは頑張っています。 

iPhone、Windows、Officeの連携

まずはプラットフォーム間の連携について。 

OneNoteはiPhone、Windowsのアプリがあり、それらはWindows LiveのIDにひもづけられています。そして、作成したデータはSkyDriveを経由して共有されています。さらに、SkyDrive上に保存されたデータはOffice Web Appsでも編集可能です。 

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Windows版の保存画面 

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Windows版からSkyDriveのファイルを直接開ける 

残念ながらMacのOfficeにはOneNoteがないのですが、Web AppのOneNoteを使って編集することが可能です。Web AppsのOneNoteは機能的に不満な点というのは特にありません。多少の制限はありますが、元々の機能がシンプルなのであまり気にならないのでしょう。いや、むしろiPhone版の機能を考えるとウェブで作成から編集を行うほうがインターフェースに統一感があってスムーズかもしれません。 

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ウェブ版のOneNote 

企業でも使える理由

冒頭に述べたとおり、このアプリは企業の情報共有にも威力を発揮しそうです。もちろん、evernoteも活用はできるのですが、evernoteにはない利点もあります。 

まずはWindows Liveで使えるということです。このことはつまり、Windows Live アドミン センターで使えるということを意味します。Windows Live アドミン センターとは、Windows Liveのサービスを独自ドメインで使用する機能のことです。HotmailやOffice Web Appsなど、さまざまな機能を独自ドメインで利用できるので、メリットは大きいです。 

次に、Office 365での利用です。 

先日、ソフトバンクがグループ企業のメールシステムを移行したことで話題になりました。Office 365でもOneNoteを利用することができるので、無料のアドミン センターからOffice 365に移行するなどしてもそのまま資産を利用することが可能です。 

こうしたことから、企業利用との相性がとてもいいように思います。 

おわりに

まだこのアプリを使い始めて2日しかたっていませんが、使い勝手がよく、画像の挿入が楽にできるのでメモアプリとしてはかなり出来がいいように感じます。若干、ファイル管理の方法が原始的なところがありますが。タグ付けやファイルのソートなどがまだまだ弱い感じです。 

しかし、現時点でもメモをクラウドで共有し、場所や端末を選ばずに編集できるという点においては不満なく使用しています。現にこのエントリーもOneNoteを使ってiPhone、Windowsにより作成されています。 

今後も活用していきたいと思えるすばらしいアプリです。さて、Wordの立場はいったいどうなるんでしょうか。。。 

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