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戦いは数だよ、兄貴!WindowsAzure仕様トレーラー大量配備

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といっても、残念ながら実機の話ではないのだが…。
マイクロソフトの第4世代データセンター構想イメージ動画をもとにした
「WindowsAzure仕様コンテナ&トレーラーペーパークラフト」がついに完成し、
先ほど納車?納品確認を行った。いわゆる「ノベルティ」ではあるのだが、
手前味噌ながらクオリティ感と完成度の高さは自慢させていただきたいほどのデキである。
すでにご覧になっている方も多いとは思われるが、元ネタはこちらの動画
マイクロソフトの次世代データセンター構想で目指す姿が描かれている。


そして、今回この動画の46秒前後のシーンを元に、完成したのがコチラ。

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WindowsAzure萌えな方、腕に覚えのあるモデラーの方、お子様を喜ばせたいお父様方には
是非入手して完成した姿を、まわりの方々に見せびらかしていただきたい。
※この写真はサンプルのテストショットで実際にはWindowsAzureロゴになっている。

ただ、1点ご注意いただきたい点は、部品点数と組み立てステップ数の多さである。
気軽に始める前に、少し机の上を片付け、心を落ち着かせてからの方が良いだろう。
ガンプラでいうところのHG(1/144)というよりは、MG(1/100)に近いイメージだ。
とはいっても、塗装(印刷)はが不要なことはもちろん、パーツはすべてミシン目が
入っており、山谷折りも型付けされているため、エアブラシや工具を揃える必要はない。

時間を割いて組み立てただるの甲斐はあるのか?という方もいるであろうから、
簡単にギミックを紹介しておく。

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まず、トレーラー部分は後部ハッチが開き、中からサーバーやストレージ、空調ファンや
電源が収まったユニットを引き出すことができる。内部構成はPDC09で展示が行われて
いたITPackとよばれるモジュラーの仕様をベースにしている。
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そして、取り出されたITPackは、水冷用の管が通っているエア・インテーク側の扉が開く
ようになっており、内部のラック構造が見えるようになっている。
Img_0158
トレーラーヘッドは分離可能で、運搬されてきたコンテナを切り離し、下部のスタンドで
自立させることにより、データセンターを簡易に構築する劇中のシーンを再現できる。

キットの表紙には簡単な組み立ての説明書や完成イメージ写真もついているため、
直感的なパーツ設計とあわせ、それほど迷うことなく組み立てられるはずだ。

Azurepaperclaft

標準キットの素組で実現されているのはここまでだが、今後独自のカスタマイズや
塗装、ステッカーなどを加えた独創性の高い作例が報告されてくることを期待している。

さて、肝心な入手方法をご紹介しておくと、
1. TechDays2010 への参加
2. Azure開発コンテストへの応募(タイムトライアル部門含む)
この2つは確度が高いとお約束できる。確実に入手したいという方は、TechDays2010
会場での配布か、開発コンテストの参加賞としての配布をアテにしていただくのがよいだろう。

他にも、今後Windows Azureがらみで開催されるカンファレンスやセミナーでは、
参加者の皆様に配布させていただけることになると思われるので、このブログや
マイクロソフトからの各種お知らせなどで、こまめに最新情報をチェックするように
していただきたい。

マイクロソフト社員とおつきあいのある方は、直接おねだりしていただくのも良い方法だ。
「カレンダーよりAzureペーパークラフトが欲しい!」といえば、私の所に物資補給要請が
くることになるだろう。書籍「Windows Azure入門」でも、同じようなことを書いた気もするが、
書籍は単価が高く、量産によるコスト低減効果が見込めないため、あまり多くの皆様に
差し上げることが出来なかった。一方、今回のこのペーパークラフトキットは量産効果が
抜群であるため、多くの方のお手元にお届けすることが出来ると考えている。

なお、キットにも注記してあることを念のためこちらにも記載しておくと、今回のキットの
元になっているものがそのままWindowsAzureの本番データセンターで稼働していることを
お約束するものではない。データセンターの機材や仕様には、外部に公開してはならない
ものも多く、今回のキットでも、実機を忠実に再現したという表現は敢えて避けている。

最後に、この製作に当たっては、野崎紙商事という会社のみなさまに、熱意あふれる
プロフェッショナルな仕事をしていただいた。さすがの私もペーパークラフトを発注した
ことなどなかったのだが、わがままな監修指示に、柔軟に応じていただけたことは
感謝したい。この場をお借りしてお礼申し上げさせていただく。

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「ノベルティの数が足らんのだ!こんなモビルアーマーの1機を送ってくるくらいなら
ペーパークラフトの3,000部も送ってくれれば良いものを…戦いは数だよ兄貴!」
ということで、このノベルティは本国側の対応に業を煮やした私が独自企画、監修
した日本オリジナルなキット。もちろん、限定、非売品。

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