Azureって、クラウドってどうやって買うの?を垣間見るとができるベータテスト
Azureも正式サービス開始に向けての準備が着々と進んでいる模様。どこままでナイショでどこからオープンか
そろそろ気をつけていかないと、と気を引き締めつつも、検証の最新状況をひとつお伝えしておこう。
おそらく、AzureでCTP(開発者向けベータテスト)を申し込んだ順に次のようなメールを発送している。
使用状況や課金情報を通知するテストへのご招待である。Azureの各種新機能テストのご招待は、
申し込み順というのがよくあるので、まだ開発アカウントを取得していないという方は早めの対応で
リストの上の方に入っておくことをお勧めする。なお、アカウント開設から最初のアプリを配置してみる
までの全手順はこちらで公開しているが、最近また申し込みが増えてしまっているようで、アカウントの
即時発行をとりやめてメールでの招待制に戻している模様。今のところ無償で検証環境を公開しているが
方舟のキャパは無限ではないかもしれない。
【保存版】連休中にやってみよう。誰でもできる!Azureにアプリを展開する全手順
ただ、いまみなさんがAzureの開発アカウントを申請したとして、実際にアカウントが発行され、
さらに今回のような五月雨に出てくる新機能テストへのご招待がくるには時間がかかると思われるので、
ここでは手順のスクリーンショットをいくつか公開して雰囲気を味わっていただきたい。
メールからのリンクで開いたフォームにいくつか情報提供をすると下記の画面が現れる。
まだ新しい画面デザインは適用されていないようだ。指示された手順で先に進む。
すると、マイクロソフトのOnline Servicesのカスタマーポータルに移動する。
なんと、日本語が選択できる。
このサイトはAzureのためだけに新規に作成したものではなく、Exchange OnlineやSharepoint Onlineを
(関連モジュールの総称をBPOS:びーぽすと呼んでいる)エンドユーザー企業の担当社が購入したり
アカウントの管理をする際に使用するものである。
さらに先に進むと、この地域(=日本)で現在新規に購入できるサービスはないという、ちょっとがっかりな
案内が表示されるのだが、すでに取得しているものを「サブスクリプション」タブで確認してみる。
すると、Azure Services Platform CTP を1ライセンス所有し、アクティブになっている状態だ。
パートナーという項目があるのは、BPOSではエンドユーザー企業向けだけではなく、販売やSIを担当する
パートナー企業の担当社が代理で操作するためのパートナー向けの購買管理機能を提供しているためであろう。
Azureでサービス開始時にそのような機能が提供できるかどうかは今のところ未定である。
(とはいえ、そういう支援があればがんばって売っちゃうよ!という方がいれば是非フィードバックいただきたい)
ただ、使った分払いメニューが提供されるAzureにおいて、この画面を利用状況をみるためだけに都度確認
するのも面倒だ、という方も多いだろう。そのような方々のために、利用状況のサマリーをメールで
知らせてくれるサービスがある。
これも含めて日本語化されるかどうかは分からないが、ストレージ使用量やネットワーク帯域などは、
使う側からするとどの程度の課金になるか覚悟を決めておきたいところであり、サービス運営の
助けになるのではなかろうか。
文中でも述べたが、このようなちょっとした新しい機能は、CTP登録者に対して最初に案内がくるような
流れにあるため、そのうちやればいいや的な発想は機会損失を生む可能性がある。
正直ベースで申し上げて、使おうが使うまいが、アカウントの取得は早いほうがよい。