オルタナティブ・ブログ > Azureの鼓動 >

クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

新型機LATITUDE E6400の補給を受けWindows7RTMと2010製品群装備で実践配備

»

新しいオモチャのハコを開ける瞬間は何歳になっても楽しいものである。
入社時に社内標準機として支給されたDELLのLATITUDE D630であるが、次期主力装備の
LATITUDE E6400に置き換わることになり、マイクロソフトでは新兵かつ外人部隊扱いの私も
ラッキーなことにその恩恵を受け、先日無事新型機を受領することができた。

マイクロソフト向け特別仕様機とはいえ、市販品ベースなので当然のことながらOSは
まだVistaだったのだが、タイミングがよかったことにWindows7のRTM版のリリース日が
近かったため、OSをクリーンインストールで入れ替えてから使用することができた。

また、届いた状態のHDDが80GBと、もしかして高速SSDか?と勘違いしてしまいたくなる
ほど容量が少なかったため、自費調達のASPIRE 3810TをSSD換装した際に余剰パーツと
なった250GBの東芝製HDDを流用することにした。OSのクリーンインストールとあわせて
作業できたので効率がよい。

Windows7はベータの頃から社内で利用できるいくつかのビルドを乗り継ぎながら
使用してきたのだが、品質や基本スペックの面で評価の高かったベータやRCと比べても
RTM版は安定度が増し、もっさり感が改善されているように思われる。(体感値)

なお、このマシンではXPモードおよびVirtal PCを使用する際に、BIOSで仮想化関連の
設定が必要だった。インテルのチップ側でI/Oなど仮想化環境に関するオプションが
ある最近のモデルでは、XPモードのセットアップ時にその旨を伝えるダイアログが
表示されるので指示に従っていただきたい。

Windows7のセットアップや設定の完了後、アプリケーションのインストールに入る。
Officeは2007と2010のトライアル版を使い分けられるようにしている。Office2010も
社内ではだいぶ使っている人も増えてきて、噂される新機能や安定度は上々だ。
その際、Outlookだけは複数バージョンの共存ができないので2010を使用することになる。
個人的にはスレッド表示が格段に見やすくなったのが嬉しい。

Visual Studioも2010ベータを入れてある。Windows Azure含め多くのSDKがすでに
2010環境で動くようになっており、VS2010自体もデモを行う上で問題ないレベルになっている。

データファイルの移行は、LiveMeshを入れるだけで自動的に行ってくれるので便利だ。
日々の業務で使用する更新頻度の高い主要なファイルはLive Mesh環境で利用している。
今回のような代替機配備や複数マシンで切り替えて使う環境では、クラウド経由の
フォルダ同期は極めて便利である。

その他諸々セットアップしてLATITUDE E6400は実戦配備完了だ。

マイクロソフト勤務の醍醐味は、販売前の最新製品、テクノロジーをいち早く利用
できるようになる点である。モルモットと呼ばれようと、新しモノ好きには嬉しい環境だ。
また、クライアント製品が多いことから、ビジネスアプリやインフラ製品だけを扱っている
ベンダーよりは、評価検証時のユーザーとしてのお楽しみ度は高い。
(最新の会計、受発注アプリの評価検証に無条件に萌えられる人は、どこか心のバランスが
 崩れているのではなかろうかと思ってしまうが偏見だろうか)

ただ、これは中の人に限った特権ではない。MVPになったり、TechNetやMSDNを購読する
ことで、たいがいの事前評価プログラムには参加できるはずである。ご興味ある方は、
これらマイクロソフト主催のコミュニティ活動に是非ご参加いただきたい。

申し込み締め切り間近のTechEd2009に申し込むと、もれなくTechNet Plusの購読権が
1年分ついてくるのでオトクである。

---

以前よりこのブログでも何度か紹介しているガンダムTV版の1日1話無料配信
毎晩0時更新なので私は昨晩もう見てしまったが、本日は「迫撃、トリプルドム」。
マ・クベの執拗な攻撃を受け、中破したホワイトベースを、黒い三連星がMS-09/3S
ドム3機で襲撃し、RX-78-2ガンダムにジェットストリームアタックをかける。

マチルダ中尉がホワイトベースを守るために機動力のきわめて低い輸送機ミデアで
この戦いに介入するも、オルテガのドムに両手でコックピットをつぶされてしまう。
7年後アッシマーにアムロが輸送機をぶつけたときのように、冷静に考えれば
事前に脱出の準備をしておくべきだったのだろう、と思ってしまうのだが、
ホワイトベース隊の成長のためにはマチルダさんの犠牲は必要だったのかもしれない。

アムロにニュータイプ的な反応を示す例の描画がはじめて描かれたり、ミライさんが
「少し、間に合わないかもしれない…」とニュータイプ能力の片鱗を見せ始めたり、
セイラさんが突然Gファイター専属パイロットに任命されるのもこの回である。

マチルダさんの戦死以上に重要なのが、冒頭、キシリア閣下がマッドアングラー隊に復帰する
シャアに地上戦用モビルスーツを、黒い三連星にドムを回すように指示しているシーン。
これは1年戦争の行く末を左右する極めて重要な会話である。

ギレンの野望経験者であれば、ドムはランバ・ラルに、ドワッジは黒い三連星に支給する、
万が一開発が間に合っていなければ、囮実験部隊的なホワイトベースに目を奪われ、
勝算のたたない仇討ち隊などは派遣しないのが定石であろう。マ・クベのように政治的
縦割り判断かつ個人の好みでランバ・ラルにドムを支給しないなど愚作の極みだ。
(的確な補給を行うと、ランバ・ラルがガンダムを倒してホワイトベースを捕獲してくる)

指揮官視点でこのような事情を考えると、今回、最前線の私に最新装備を支給して
いただけたのは嬉しいことである。期待に沿える戦果をあげてゆきたいところだ。

Comment(0)