ブログとAzureのロードマップ
すぐ終わりそうなブログ、と吉川さんにせっかくいじっていただいたので、
みなさんとおおまかなロードマップを共有しておきたい。
高い洞察力を持つコンサルタント吉川さんの予測に反し?
このブログを当面終わらせられる見込みはなさそうだ。
これは先日TechDaysのキーノートで紹介したAzure関連のロードマップだが、
これだけしか決まっていない…というのが正直なところである。
これに付け加えるならば、3月にラスベガスで開催するMIXでLive Services関係の
アップデートが発表されるであろうことと、11月に行われるPDC2009で
Azure関連全般の発表がまとめておこなわれるだろうが、PDCはあくまで開発者向けの
カンファレンスであり、ビジネスモデルや価格、SLAなどに関しての説明があるとは
思いがたい。これらビジネスプランに至っては、いつ頃どのような発表があるかも含めて
マイクロソフトは明らかにしていないのである。マイクロソフトにとって新しいビジネス領域
であるため、商用サービス提供開始後も、アップデートは頻繁に行われることになるだろう。
激しい流れを自分で追いかけたいという方は、CTPに参加していただくのが
今のところ最も効率的と思われる。
このブログの文脈でいうならば、まだエウーゴは組織中の段階であり、
ブレックス准将の設立演説こそあれど、まだ具体的な戦闘行為は開始していない。
シャアがアクシズから地球圏に帰還し、連邦軍籍を入手、クワトロ・バジーナを
名乗ったのがU.C.0084年9月であり、その後0087年3月のグリプス戦役勃発まで
2年半の時間を要している。
この間、エウーゴに兵器供給を行う時の一大軍需企業である
アナハイムエレクトロニクスが来るべき時に向けて、余念なく技術レベルの向上に勤しんだ
ことが、戦局を有利にした要因のひとつである。相対的に豊富な資金力を背景に、
戦術のコアとなる強襲揚陸艦アーガマと、第二世代モビルスーツである
リックディアスを完成させ、Z計画の基礎を確立したできたことは大きい。
「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でない」ことは教わるまでもないが、
やはり戦局を大きく左右するのは間違いない。クラウドのような黎明期にあるテーマは、
まず技術ありきで進むのが世の常であり、そのための時間と興味の投資は欠かすことができない。
このような状況なので、正式な情報公開がなかなか進んでいないのは大変申し訳ないが、
社内にいるアドバンテージを生かし、比較的高いアンテナ感度にひっかかる、
五月雨にでてくる情報をこのブログで少しずつ紹介してゆきたい。
あえて小出しにしているというよりは、事態が少しずつしか進捗していないので
小出しにならざるを得ないのである。そして、この未開の領域に対する技術的、
ビジネス的論点は多く、私の興味の泉はしばらく枯れることがないだろう。
おかげさまで非常にエキサイティングな日々を過ごさせていただいている。
しばらく更新が滞ったら、本業で何か仕込みをしているのだろう、とでもお察しいただきたい。
ちなみに、吉川さんとは私が前職リアルコム在籍時にたびたびお会いしている。
実のところ、ナレッジや情報共有を広い視野で的確に語れるコンサルタントは意外と少なく、
みずほ情報総研の吉川さんの他では、オルタナブログでもご活躍の栗原さん、
リアルコムの吉田さん、村田さんくらいしか正直思い浮かばない。
私もその一人であったと自認している。
昔はNRIの山崎秀夫さんなども積極的に発言していたが、SNS方面に趣向が
振れているようだし他の方々も、BIやらコンテンツ管理方面に活躍のフィールドを
移してしまっている。
かつての戦友や鎬を削ったメンバーが、クラウドというキーワードで再び集結し、
時代を正しい方向に導いてゆけることを願ってやまない。