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日本のIT産業は日立と三菱重工の合併から見習うべきだ

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日経新聞によると日立と三菱重工は主力事業の統合協議を始めるらしい。少し前までは日立や三菱重工っと言ったら日本を代表するほどの安定した企業であった。しかし、今年の地震による原子力非難が高まる中、今まで安定していたと思われた原発産業も先が見えなくなった。国内の安定した市場を予測していたため、グローバル市場での競争力は思うよりも弱いらしい。

今の日本のIT関係企業も、昔のように欧米を目ねしていればよいと思っている人がいる。欧米で成功するものを調査しるだけで充分と考えている人が未だにいる。しかし、インターネットが普及した現状では、欧米会社は直接日本のユーザにソフトを提供することができる。欧米で新しいソフトを考え、それを中国やインドでオフショア開発して、日本はただの納め先になって来ている。

日本はSI中心だっと批判している人もいるけど、そのような人の中にはただ欧米で開発されたソフトウエアを使っているだけの人も多い。書籍になった技術の扱い方を知っている程度ではグローバル市場での価値は殆どない。書籍になっているものは、中国でもインドでも日本よりも賃金が安い人でも扱うことができる。今はまだ日本の閉じた市場に守られていて、仕事は少し残っているかもしれないが、それを期待して安心することはできないと思う。

今、必要なのは、海外のソフトウエア技術を日本で扱える人ではないと思う。必要なのは、海外でも通じる技術をもった人だと思う。海外の技術を追いかけているだけに興味を持っている人は、中国、インド、東南アジアに移住して現地で働いたほうがよいと思う。

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