それでも強いマイクロソフト
私も4ページほど記事スペースをいただいた、週刊東洋経済の今週号が本日店頭に並びました。もう見たよ~という方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに中吊り広告はこんな感じです。
打ち合わせをしている時には、なかなかマイクロソフトって地力があるよねぇ。でも弱い部分もあるし、ライバルも少なくない。何よりマイクロソフトは、すでに先頭を切って新しい提案をするタイプの企業じゃなくなってる。現状維持を強く意識しすぎると、やっぱり厳しいところもある。
なんてことを話していたのだけど、取材すればするほど、やっぱり地力の強さが目立ってくる。今、日本ではWindows Vistaのマーケティング面での失敗もあって、かつてないほどにコンシューマユーザーのマイクロソフトに対するブランドが落ちている状態だと思うけれど、でも冷静に分析してみると、この会社、結構すごいなぁというのが正直な感想です。
さらに言うと、僕はスティーブ・バルマーって人のパーソナリティを、この10年、ずっと誤解していた部分があるのかなと思いました。むろん、猛獣のようにねらった獲物を追う獰猛さはあるけれど、でもイメージ以上に冷静。記事の中では最終のインタビューと一緒に、過去のインタビューも振り返っているのだけど、細かなディテールはともかく、大筋ではトレンドの予測は外していない。
当たり前かもしれないけれど、頭のイイ人です。スティーブ・バルマーさん。「○○さ~ん!」と大声を上げて走ってくる、熊さんのようなバルマーさんと、経営を語るバルマーさんは全くの別人物ですね。
予想以上にマイクロソフトを褒め称え(つつ、皮肉)る記事になってしまいましたが、なかなかおもしろく仕上がっていると思うので、興味がある方は、ご一読、お願いします。