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ヤルキ、ゲンキ、ユウキ、ホンキ、○○○、あなたは5つ目に何を想像しますか?あと素敵なタイ旅行は好きですか?

ベビー用品から学ぶプロの営業

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最初に書きますが今回は長いっすよ!

タイの友達が結婚して子供が生まれました!20歳差カップルです。日本人男性(年上)とタイ人女性の国際結婚。ウルトラC~うらやまし~。(ちょいちょい入れていきます)

そんな訳で出産祝いに「抱っこ紐」が欲しいとのことなので新宿のデパートへ。出かけなくてもベビー用品の通販サイトで買えばすぐに商品が届いてしまう時代ですが、僕は大切な贈り物を選ぶときはいつも現物を確認してから買うようにしています。

せっかくお祝いを送っても喜んでもらえなかったら残念ですからね。自分が納得できるものを贈りたいです。買うものは決めてあってアップリカのイージータッチフィッタ という製品です。

ほとんどの抱っこ紐は、抱き方が縦や横に固定されているようです。この製品は、赤ちゃんの首がまだ座っていない時は横抱っこ、首が座ってきたら縦抱っこにできる優れものです。

アップリカの名前の由来はイタリア語で「明るい太陽の当たった」という意味だそうです。名前もいいじゃない?

たどり着いた先は新宿最大級のベビー用品フロアを持つデパートの新生児ショップ。ベビー用品コーナーなんて滅多に来ないので、なんて言うか、うっかり下着コーナーに迷い込んでしまった時のようなドキドキ感がありますよ(笑)

さっそく店員さんに「アップなんとかのメーカーの商品ください」とお願いすると、それだけでわかってくれました。僕は三歩あるくと興味のないことはすぐに忘れてしまうのでカンの良い店員さんだと助かります(笑)

しかしお値段1万4千円なり。たかっっ。ベビー用品って高いんすねー。いやー予算8千円ぐらいだったんですけど。

値段にひるんで^^;他の商品を右往左往していると「正直、私はイージータッチフィッタはあんまりお勧めしないんですよ」と教えてくれたのは美人店員のTさん。

Tさんいわく「この製品は縦と横抱っこができて注目度が高く信頼性のある製品ですが、横抱っこのときにヒモの硬い部分が首にあたって痛いんですよ」とのこと。売り場のサンプル品も、Tさんが揉んで柔らかくしてもまだ硬いんだとか。触ってみたると確かに硬い。もうちょっと柔らかい方が良いですね。

抱っこ紐って、山登りのバックパックみたいに背負うだけのものと思っていましたが、話を聞いてみるとどうもそれだけではないようです。僕は、赤ちゃんを抱くときや、抱いているときのお母さんの感覚がうまく想像できないのですが、未婚の男性でもうまく想像できる人がいるんでしょうか。

「新生児で身長約50cm、重さ約3kgあります。お母さんは大変なんですよ」とTさん。

よく考えると女性からすれば毎日すごく重たいものを抱えて歩いているわけで、しかもオムツを換えたり、泣き出したらあやすために抱き方を変えたり、日に何度も抱いたり下ろしたりするわけですよね。1日中、筋トレしているようなもんですね。

抱っこ紐を便利に使うことばかり目がいってしまい、使い勝手を気にしていませんでした。これは盲点というか反省点ですね。使う人の気持ちになりきれていなかった。

「たとえば、台を使わずに赤ちゃんを抱っこできるかとか、腰ベルトが付いていると姿勢が安定するとか、骨格に合うかとか、色々な選び方があります」

奥が深い。色んな考え方があるし選ぶ視点がたくさんありすぎて、どれが良いかわからない(@_@;;

悩んだときに良いものを選ぶ方法。それは、店員さんにお勧めを聞くことです。お店で一番売れているものよりも、「店員さんだったら何を買いますか」とお願いをするのが良いと思います。

お店で一番売れているものは値段が安くてそこそこの品質という場合も多いので、商品のことをよく知っている店員さんが欲しいものを教えてもらうのが確実な方法だと思っています。

店員さんによっては「私は選べないです」とマニュアル通りの対応しかしてくれない人もいますが、Tさんは熱のこもった話し方をしてくれて、この仕事が好きなんだなということがよく伝わってきたので、選んでもらったものが間違いないなと思いました。

「私ならPsLingを選びます。PsLingは、首がすわるまでは横抱っこができて、布製ですからお母さんのお腹にいるような安心感を与えられます。首が座ってきたら縦抱っこもできます。日本の伝統技術を使い、2トンの重さに耐えられて、デザインもとてもすばらしいですよ。価格は1万5千円からあります」
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そう熱演してくれるTさん。しかし普通の抱っこ紐とは違う形の見慣れないデザインに僕は困惑。そしてさらに予算オーバー^^;

正直すいません、簡素なつくりなのになんでこんなに高いの?と思いました。

「生地は(1)綿100% (2)綿・麻混合 (3)麻100%京染の3タイプあります。リングの部分は強度をもたせるために医療用抗菌ステンレスで作られていて、楕円に加工されているんですよ。作りがシンプルなのでコピー商品もいくつかありますが、リング部分が木製であったり、安い布のために破れてしまうなど、今まで事故も起きています。PsLingはそういったことがありません」

なるほど、よく考えられているなと思いました。大切な赤ちゃんだから、万が一のことがあってはならない。日本製にあって中国製にない部分は、こういうこだわった考え方なのではないかと思いました。

「そして、PsLingはとても綺麗でオシャレです。これは他の製品にない一番の良さです」

オシャレ?そんな視点まったくありませんでしたけど。だって赤ちゃんを大事に抱えてプロテクトできればそれで良いのでは?

「私の母は21歳のときに私を産んだんです。周りはみんな大学生でオシャレをしていて、なぜ赤ちゃんがいる自分だけ、オシャレができないんだろうって思ったそうなんです。たぶん私も、赤ちゃんがいてもオシャレでいたいという気持ちになると思います。女性はみんなそう思うんじゃないでしょうか」

ガーン。そんなこと思ってもみませんでした。これは…。この気持ちは…男子には絶対わからない…のではないでしょうか?

こうやって説明されてからPsLingとアップリカのイージーフィッタを並べてみると、PsLingのおしゃれさと頑丈さはすごいなと思えます。もしTさんの説明がなかったら、イージーフィッタを買っていたと思いますね。それだけ説得力があります。
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しかし、PsLingの品質の良さはよくわかりましたが、懸念があります。1つめは日本品質の良さがタイ人にわかってもらえるか、2つめは使い方がよくわからない。

タイにも抱っこ紐は売っているはずですが、抱っこ紐を希望してきたのは日本製品の信頼性が欲しいからだと思います。布製のPsLingの良さがうまく伝わるかどうか心配です。

これは、僕がPsLingの良さをうまく伝えられるか如何にかかっていますが、その自信があまりない。。。だけどうまく説明するしかないですね。ぜんぜん自信ないけど。

使い方については、Tさんに実演してもらい模倣してみました。このページの04ですね。
それで、こうなります。
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(うーん、デコが広いわ-_-; 生まれつきだけど)

不器用なもんで、だいぶTさんにご迷惑をかけた上に模倣しながらいろいろ注意された気がするんですが。。。鳥アタマなもんで、このブログ書いている時点で赤ちゃん抱くときの大事なことを半分ぐらい忘れている気がします(汗)

でも、手順はすごく簡単なんですよ。僕が子供の扱いや丁寧な作業に慣れていないだけです。女性だったらすぐに使い方に慣れると思います。

ちなみに垂れ下がっている布は、マントのように広げて赤ちゃんの上にかけることができるので、授乳のときや、日よけのカバーにもなります。

こうやって説明を聞いてみると、ほんとによく考えられて作られています。シンプルな作りなのにすごい高機能。やっぱ日本製ってすげーな!って思います。いや、日本人がすげーのか!?

これはもう買うしかないってことで、予算オーバーだけど買いました。でも、これだけ説明してもらえると、高くてもその理由がはっきりしているから自信もって贈れますよ。品質も間違いないから不安もない。問題はしばらくの間、予算オーバーの分だけ僕がレトルトカレーを毎日食べるはめになるということです(笑)

なんだか宣伝のまわしもんみたいになっていますが、ぜんぜん関係ないですよ。良いと思ったものは良いと書きます。悪いと思ったものは、どうすれば良くなるのかを書きます。

ちなみにPsLingの京染グラデーションはすごく綺麗です。淡い色合いは機械的な加工では出来ないということが素人の目から見てもわかるぐらい柔らかいグラデーションです。

日本に伝統工芸があるようにタイにもタイシルクという伝統工芸があります。独特な光沢を放つシルク(絹)でドレスやスカーフなどに使用されます。

そのタイシルクを使ってPsLingみたいなものを作ったらどうかなと思って、Tさんに話題をふってみました。

「シルクは糸が細くて赤ちゃんの重さに耐えられないですね。シルクはとても綺麗なんですが、切れやすくひっかけたりするとすぐに破れてしまいます」

PsLingを参考にベビー用品で一儲けと思いましたが、素人の浅知恵でした(笑)PsLingは特許取られてるんで、この記事読んで真似しようと思ってもダメですよ!

Tさんは服飾の学校を出ているそうで、服にも詳しいし、ベビー用品にもとても詳しい。

「ベビー用品のお店で働くのが夢だったんですよ」

と嬉しそうに語るTさん。営業のプロって、どれだけ本音でお客さんと話が出来るかなのかもしれませんね。たくさん知識があることでもなく、たくさん話すことでもない。

迷っている人がいたときに売れているものや無難なものを勧めることは、商品の知識があれば誰でも出来ます。でもそれが本当にそのお客さんに適したものなのか、買って後悔しないものなのか、相手の気持ちがわからなければ出来ないはずです。

本音で接することができれば、相手の本音も引き出すことができます。そして好きな仕事だからこそ、自分から本音で語ろうと思えるのではないでしょうか。

そういう気持ちを、ECの世界で表現することは非常に難しい思うんですよね。インターネットを介して本音を伝えることや、お客さんの気持ちを悟ることはとても難しい。だから世界から店舗やデパートが消えて営業マンがいなくなるなんてことはありません。

通販サイトがどんなに表現力が高まって営業力が増しても、人間にはかなわないと思います。画面を表示するだけでは、お客さんの気持ちを悟ることができないからです。今回は抱っこ紐を選ぶだけのことでしたが、お客さんの気持ちになるということを改めて考えさせられましたね。

もうちょっとTさんとお話をしていろいろリサーチしたかったんですが、閉店時間を1時間もオーバーしてしまったのでお礼を言って退散。

PsLingの残念な部分をあげるとすればマニュアルがわかりにくいことです。掲載されている写真も微妙なので、使いこなす自信がない人はお店で買った方が良いと思います。

もし抱っこ紐やベビー用品で困っている人がいたら僕に連絡もらえれば、デパートを教えますのでぜひTさんに相談してみてください。プロ中のプロな説明できっと納得できるものが買えますよ。(褒めすぎか)

さて、僕の使命はタイに行ってPsLingの良さを伝えることと使い方を教えることですが、、、やっぱ自信ないわ(笑)果たして喜んでもらえるかなぁ。

PsLingの使い方を解説している人はいないかなと思ってYoutubeを見てみましたが、ぜんぜん参考になる動画がないので、今度PsLingの使い方を撮影した動画をYoutubeに載せようと思います。

ちなみに明日からタイに行きますので、PsLingについてはまた後日レポートしたいと思います!っていうか、旅行の準備を何もしていない!!

○おまけ
帰りに新宿タッチオブスパイスに寄りました。お会計したら財布から札束がなくなり電車賃ギリギリでした(汗)いやー新宿来たら良いもの食べたくなりますよね。ここはお気に入りのお店です。
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鶏とポテトの炒め(オリジナルタイ料理、タイには無い)
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グリーンカレーチャーハン(オリジナルタイ料理、タイには無い)
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オリジナルタイ料理…、やっぱ日本人って器用だな。
では、明日もマイペンライで行きましょう。

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