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3D映画「アバター」、BMIが理解できないとキツイかも

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 先日、話題の3D映画「アバター」を見に行ってきました。「3D映画も見とかなきゃな」ぐらいの軽い気持ちで行ったのですが、構想14年・製作4年というだけあって、相当緻密な映画で、驚きました。パッケージ販売になったら即購入ですね(3Dメガネ付?、あるいは3Dテレビのキラーコンテンツとしてバンドル?)
 SF映画とは言え、あれだけの話題作となるとそれなりに年齢が高い人もたくさん来ていて、帰りのロビーでオバサマたちが「なんだかよくわからなかったけど、あれ夢だったのかしら?帰って息子にあらすじ聞いて見るわ」と言っているのが聞こえてきました。確かに冒頭でそんなに丁寧にアバターの説明していないので、最近話題の「考えるだけで機械が動くBMI(Brain-Machine-Interface)」とかのニュースなんかを見たことがある人やSF的な素養がないと、ちょっと内容についていくのがキツイかもしれません。
 映画「マトリックス」も、「脳→サイバー・ワールドで戦う」でわかりにくいですが、あれは「夢」って割り切って考えれば、まぁ、それはそれなりの映画の楽しみ方になるんでしょうが、「アバター」では「脳→ネットを通じてBMI的に→パンドラ星で活動できる人間とパンドラ星人"ナヴィ"を組み合わせたリアルな肉体でミッションを実行する」であり、さらに、そのアバターが尻尾をいろいろなものに巻き付けて、パンドラ星の動物と交信したり、「魂の木」を通じて、惑星全体を司る植物的知的生命体「エイワ」と交信したりするのですから、SF素養のないオバサマには相当ハードルが高いと思いですよね(下記の映像はパンドラ星の解説映像:約4分)。オバサマたちは映画の最後の方のシーンで「アバター」と主人公ジェイクの両方が同時に映像に現れてようやく理解できたか、混乱に陥ったか、すでにその時点で寝ていたか。。。

 3D映像の方ですが、博物館やディズニーランドなんかで見る目の前に迫ってくる3D映像ではなくて、自然に奥行きが感じられる映像がほとんどでした。普段かけているメガネの上から映画館入口で配られる3Dメガネをかけるので、はじめはなんだかうっとうしい感じがしましたが、ストーリーを追いかけている間にそんなに気にならなくなりましたが、それでも映画が結構長いので途中5~6回はメガネをずらしてしまいました。メガネがずれた時にスクリーンを直接見てみましたが、よく3D映像であるような大きな色のにじみなどはなく(方式が違うんでしょうね)、3Dメガネで明るさが減衰するのを補正するために通常より明るい映像になっているように感じました。

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